9月29日
ブルベデビューとなった今シーズンで無理なくSRを取得できたため、当初の予想通りブルベは夜間走行さえクリアすれば特に難しいものではありません。ブロンプトンの遠征の数を重ねるたびに過酷さが増しているため、遠征はブルベよりきついです。
遠征は連日の走行となるため、単日の速さよりも毎日走ることが重要視されます。ブロンプトンで走り回っていると150km程度ならロードと大して変わらないと思えてきますが、単日限定で気合を入れて走った場合にどのくらいの速さを見込めるのか気になります。
そこで走りなれた名古屋ブルベ弁天島200kmのコースをブロンプトンで走ってみることにしました。
わどわざ200kmも走る理由は、そのくらい走らなければ真実が見えてこないからです。100km程度なら気持ち一つでどうとでもなってしまいます。
名古屋ブルベのスタート地点ではなく、いつもの三連水車をスタート&ゴール地点とします。ここは名古屋600のPC4の近くにあり、私の自宅からだと都合が良いのです。距離は204kmになってしまいますが、あくまでも自己都合であるため、プラス4kmを含めて制限時間を13.5時間とします。
といっても13.5時間も掛かるわけが無いことは過去の遠征のデータが証明しており、遠征のペースで走っても12時間程度で完走できます。5時30分スタートなら17時30分ゴールですので、日暮れ前に帰宅できます。
5時30分、三連水車スタート。今日はいつもと違って東からの風が吹いているため、往路でタイムロスが多そうです。
ロードなら緩い上り区間でも多少の速度ダウン程度で負荷がそれほど高まることはありませんが、ブロンプトンでは「ここって上り坂だったのか」と気が付かされるほど脚への負担が高まります。短い上り区間を勢いで上りきれないため、ジワジワと疲労が蓄積されていくのが分かり、正直言ってブロンプトンでファストランというのは無謀です。
8時21分、PC1新城。岡崎市内のストップ&ゴー区間でのタイムロスをなんとか挽回してグロス20km/hをキープ。
10時27分、PC2弁天島。なんとかグロス20km/hをキープしていますが、脚の疲労が酷い。
「ニローネ + C50」の時はグロス25km/hをキープできていたので、真剣に走った場合は、ロードとブロンプトンでは大きな差が出るものです。
三ヶ日の手前で膝が痛みだしたため、途中で2回ほど小休憩を入れて宇利峠に到着。こんなことで膝を壊すわけにはいかないため、走行距離が120kmを過ぎた辺りからペースダウンさせています。
12時51分、PC3新城。まだなんとかグロス20km/hをキープさせていますが、そろそろ限界です。ここから豊川までの区間はいつも我慢の苦行走行になるため長めの休憩タイム。
高速の側道区間に入る前にいつものコンビニで4度目の補給タイム。グロス20km/hのタイムテーブルから18分遅れでリスタート。「ニローネ + C50」の時は無理をしすぎて終盤は大失速となりましたが、今日は途中からペースを落としているため、なんとか失速を免れています。しかし、岡崎市内でのタイムロスはどうしようもなく信号ダッシュは気合だけで走ります。
そして15時58分ゴール。
名古屋ブルベ弁天島200kmのコースタイムは「10時間28分」でした。「距離:204.3km 獲得標高:1566m」のコースをアベレージ23.2km/hなら上出来。実は、このレベルに達するのに3年掛かっています。何もせずに速く強くはなりません。日々のジテツウトレーニングと過酷な遠征、月間走行距離は常に1500km超。このことで地力が付いてくるため、50歳手前の普通のオヤジでも走れるようになるのです。
同じコースを「ニローネ + C50」だと「8時間47分」で走りきっているため、やはり真剣に走った場合は「ロードは速いな」が正直な感想ですが、真剣に走らないのならロードである必要性は無いともいえます。もしかしたら、ロードの出番が全く無い理由は「真剣に走りたくないから」だったのかもしれません。
区間ごとのアベレージの比較
スタート~PC1 27.6km/h 22.0km/h
PC1~PC2 27.3km/h 24.5km/h
PC2~PC3 26.0km/h 22.8km/h
PC3~ゴール 25.8km/h 23.7km/h
最初の峠越えの区間「PC1~PC2」のアベレージが24.5km/hというのはブロンプトンとしては速すぎます。ここで膝を酷使した可能性大。「3速しかない」ため常に「間のギアが欲しい」「下りのギアが欲しい」と無いものねだりの走りになります。
本日の走行距離は212.25km、獲得標高は1599mでした。
本日の走行ルート(GPS)
20130929弁天島200km