あれこれ注文したものが届きましたが、小物については説明を割愛。次回の遠征までにやっておきたかったことの一つが「BB(ボトムブラケット)の交換」です。
ブロンプトンのBBについては昨年の遠征シーズン序盤に交換済みです。
→ブロンプトンのBBとクランクを交換&(2012年3月28日)
この時は現物合わせのダメ元で試したところ、上手くいきました。
その1ヶ月後にチェーリングを「SINZ 5 Bolt Chain Rings レッド 42T」に交換。
あくまでも後付けの効果となりましたが、165mmのクランクを使うことでコーナーでペダルが地面にヒットすることがなくなり、クランク長が短くなった代わりに42Tのチェーンリングを使用してトルク不足をカバーして、ローギア&短いクランクで高回転走行が可能。
この組み合わせで、九州、北陸、東北、北海道 etc 走り回りましたが、獲得標高が多くなる山間地を走ると妙に膝が痛くなってきます。
スギノのクランク「XD2」はアンティーコで使った場合でも、フロント変速機のキャパがギリギリになるくらいにQファクターが広いのです。
トリプルのキャスパーで長時間上り続けた時に膝に痛みが出ることが頻繁にあったため、私の場合は「Qファクターが広い」というのはロングライドにおいて大きな障害になります。
ブロンプトンの遠征の過酷さが高まるにつれ、今まではメリットに感じていたものがデメリットになってきます。
フロント42Tでは下りで回し切ってしまい上りでのタイムロスを下りで挽回できません。さらに追い風の恩恵を受けようとするとケイデンスが常に100rpmを超えてしまうため非常に疲れます。先日の鳥取遠征の時は110rpm超だったはずです。せっかく追い風で楽ができるハズが逆に疲れました。
上り区間でローギア化の恩恵はありますが、それでも勾配10%を超えればひたすら立ちこぎになるわけで、クランク長の短さが欠点になります。ジテツウトレーニングで「トルクの強化」に取り組んでいるため、現在は上り区間もギアを軽くせずにトルクで上る頻度が多くなっています。
「42T&165mmは現在の走り方にはあっていない」「Qファクターを狭くしたい」という2点から再びブロンプトンのBBとクランクを交換します。
手前が「タンゲ ボトムブラケット LN7922 軸長:113mm(BBU01502)」です。奥にあるのがブロンプトンから外した118mmですが、BBも1年半の使用で随分と汚れるものです。
以前使っていた純正品の44Tクランクに戻します。
交換して折りたたんでみるとクリアランスがギリギリですが、支障はありません。もちろん展開すれば全く不具合はありません。
今シーズンの残り3本の遠征は上り区間が多いため、この組み合わせが適しているような気がしますが、使い込まなければ何とも言えません。
山間地をひたすら走るのではなく、多少のアップダウンがある程度の平野部を走るのなら「42T&165mm」は使いやすいため、シングルの165mmクランクを手に入れるという選択肢もあります。