ブロンプトンのQファクター問題はオールクリア

タンゲの118mm、113mm、そしてスギノの110mmを試してきたブロンプトン初号機(M3L改)ですが、いよいよラストトライとなりました。用意したものは「TANGE(タンゲ) LN7922 107mm」。BBばかり増えて困りますが、最適解を求めて試行錯誤しているため仕方がありません。


ところがタンゲの107mmを見ると「?」と違和感が。。。


スギノの110mmの比べてみると、なんと右側の長さは同じで左側だけ短くなっています。これに気が付いた瞬間「なんじゃこりゃ」と思えますが、実はこれはブロンプトンにとって都合が良いのです。


さっそく107mmのBBを付けて測定。Qファクターは153mmになりました。狭ければ狭いほど良いのですが、狭すぎると踵がローラーに当るため、ビンディングを使う場合はこの辺りが限界かもしれません。


左右のQファクターの差もほぼ解消。ブロンプトンの個体差があるため、全てに当てはまるとは限りませんが、私のM3L改の場合は、スギノのシングル用クランクRD2、タンゲ107mm、スペサー2mmの組み合わせで上手くいきました


ここの隙間は約6mmです。このくらいなら許容範囲かと思います。

気分よく弐号機(S2L)に取り掛かります。


Qファクターは157mm。


ブロンプトン純正品の44Tクランクはここが少し凹んでいるため補正が必要です。(左側クランクは凹んでいません)


ここの隙間は約3mm。S2Lも同様に個体差がありますが、私のS2Lの場合は、純正品44Tクランク、タンゲ113mm、スペーサー2.5mmの組み合わせで上手くいきました

これにてブロンプトンのQファクターは左右に差が出るという問題はオールクリアです。長き闘いでした。

ブロンプトンでビンディングを使っている人は、左右のQファクターを確認することをお勧めします。フラットペダルなら無意識に踏み位置を変えている可能性があるため、Qファクターなど気にしていないのかもしれません。


S2Lをこぢゃごちゃと改造する前に重量測定。10.7kg。小型のライトと暫定で重いペダルを付けているため、カタログ値より少し重量増になっています。



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