3本ローラーについては購入当初こそ面白くて「3本ローラートレーニング」もどきをやっていましたが、それもすぐに飽きて、3本ローラーは自転車の組み立て直後の初期チェックやポジション出しに使う程度の役目になっていました。実走で調整するというのは効率が悪いです。
一番役に立ったのはブロンプトン初号機の異音問題の時でしょうか。怪しい個所をひとつひとつ潰していくには、3本ローラーが必須でした。
それ以降は使う機会が殆ど無く、埃が被る状態にありましたが、ある日気が付いたのです。なんとローラーが割れている!
割れた箇所を踏まないように回せば使えないことは無いのですが、あくまでも「組み立て直後の初期チェック」程度の用途にしか使えません。しかし、少しばかり高額商品だっただけに捨てるにはもったいない。どうしたものかと思いつつ放置していた時に見つけたのが下記のリコール情報。
カワシマサイクルサプライ【重要なお知らせ】エリート 3本ローラー「ARION(アリオン)」「ARION MAG(アリオンマグ)」自主回収・無償交換のお知らせ
この度、弊社が国内輸・販売代理店として取扱っておりますELITE 社「ARION(アリオン)」、「ARION MAG(アリオンマグ)」ローラーにおいて、特定の時期に生産された製品で製造工程に問題があり、回転するローラー部品に亀裂が発生、破損する恐れがある事が判明いたしました。
このリコール情報によると「購入時期が2013 年1 月以降に購入された製品が無償交換の対象」となっていますが、それはあくまでも国内代理店を経由して販売されたものであって、海外で流通していたものはその期間よりも前に販売されていた可能性があります。
私が「エリート アリオン マグ」をwiggleで購入した時期は2011年12月です。
→3本ローラーを購入&初乗り
Wiggleで購入したものは当然ながらリコール対象外であるわけで、やはり捨てるしかないのかと再び放置しましたが、昨年の10月に固定ローラーを購入した時に改めてネットで調べてみたところ…
なんと補修部品が販売されているらしい。
ということで、さっそく「ELITE ARION MAG 補修用ローラー単品 真中用 負荷有り」を注文したのですが、メーカー欠品中とかで手に入らず。年末近くになって再び注文したところ、リコール問題が片付いたのか補修部品の一般販売再開。
大きな段ボールが届いて開封してみるとプチプチに巻かれた赤い円柱状の部品がひとつ。化粧ケースというものが無い点が、いかにも補修部品という雰囲気がします。
赤いローラーに補強が行われているかどうか。交換対象は下写真の「補強」対策済みの「リブ(突起)」が認められない場です。
対策品のようです。
ひたすら解体します。このことで「負荷装置」の仕組みが分かりましたが、あまりにも簡単な仕組みでした。この程度で「負荷装置」の有無の価格差はちょっとね。
さくさくと修理完了。
ローラーが割れたけどリコール対象外だからどうしようもないと諦めていた人は、国内通販で補修部品を購入して自分で交換すれば良いですよ。