シルバーが似合うLupoDに「FC-RS500」を使う

LupoDの最終仕様の残された宿題を片付けます。


ランドナー化計画を進めてきたLupoDですが、どうしても気になる点があります。


こちらが購入直後のLupoD。

気になる点とは「クランク」で、やはりLupoDにはシルバーが似合います。

さらにメンテナンスのことを考慮すると、FSAの製品を使い続けるというのは問題があります。LupoDの標準品のBBに異音が発生して、いざ交換しようとした時に代替え品が見つからず、納車直後のROMAから外したクランクをセットでLupoDで使いました。どちらもFSAの製品であるのにも関わらず、クランク軸の太さが違うため互換性がないのです。

長く乗る自転車の場合は、消耗パーツの入手のしやすさも重要です。

クロモリフレームにSHIMANOの4アームは似合わないため、5アームで探します。タンゲのBBが使えるスギノの製品でも良いのですが、実はスギノの製品はちょっとしたものでもSHIMANOのアルテグラと同額くらいするため、悩みどころです。

あまり費用を掛けずに「見た目がそこそこ良い」「メンテナンス性が良い」「アウターギアは46T」をクリアさせるための選択肢は。。。

ひとつだけでした。


FC-RS500 46/36T 170mm シルバー

スギノの製品なら167.5mmを選択できますが、SHIMANOには存在しないため170mmで妥協。ただ、LupoDは重いため、ケイデンスよりトルク重視になるため170mmで良いのかもしれません。(ブロンプトンの初号機と弐号機、パナモリORC16には167.5mmを使っています)


シマノ ボトムブラケット SM-BBR60 BSA

ROMAで使うために用意したBBですが、付け替えるのが面倒なためLupoDで使います。実測で76g。


BB下にあるワイヤー止めが引っかかるため、この筒は使いません。よってBB単体では70gとなります。


FSAのクランクはQファクターが広いため膝に負担が掛かります。長身の人ならこのくらい広くても良いのかもしれませんが、私には広すぎます。


「広すぎる」証拠はこの写真を見れば分かります。クランクの塗装が剥げて下地が見えています。これはシューズがクランクに擦るためです。FC-RS500を使うことで約10mm狭くなるため、ペダリングが楽になるかもしれません。


FSAのクランクとストロングライトの46/36Tで862g。


FSAのBBは88g。


FC-RS500は795g。もともと重いLupoDですが85gの軽量化。この程度では誤差ですね。


30分ほどで作業完了。FC-RS500の購入金額は9459円でしたが、価格以上の質感の良さがあります。太いカーボンフレームならともかく、細いクロモリフレームにはシルバーの5アームが似合います。SHIMANOにはこの製品を廃盤せずに残してもらいたいものですね。


さっそく試走しますが、2時間30分程度で終えることができる峠コースを選択。ホイールはシルバーの手組2号を使います。


手組1号より少し重い手組2号を使っているわりには、急坂区間も失速せずに進みます。


名もなき峠を越えると上り区間終わり。「このLupoDには何も問題が無い」それが素直な感想です。軽さを求めて剛性不足になった手組1号をやめて手組2号を使ったこともあってか、この先の広い下り区間では踏みまくらなくても過去最高速度。


そして暫定ゴール地点までのアベレージは24.2km/h。7月25日のROMAで走った時は23.2km/h。なんとROMAに比べて3kg程度重いLupoDの方が速いという結果に。


いろいろとカスタマイズをしてきたLupoDですが、これが本当の最終仕様です。ファイナルバージョン?、ファイナルエディション?


サイクルパンツすら必要としない快適なサイクリング車に仕上がりました。ジテツウおよび近場のサイクリングに活躍してくれることでしょう。リアキャリアを再度使えば、三十数年前にランドナーで楽しんだ荷物満載の旅もできそうです。

本日の走行距離50.6km、獲得標高400m。



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