ようやく見つけた「浜に上がったクジラ」

知多半島まで行かなくても、ゆっくりまったりと気持ちよく走ることができるルートが幡豆にはあります。ただ、ロードバイクでガッーと走るようなルートではないため、意外に穴場かもしれません。

幡豆の海沿いをぶらぶらと走ると気になる案内板がちょくちょく現れるのですが、未だにそれが何なのか不明なものがあります。

「今日こそはそれを見つける」と思いながら現地入りした過去2回は、途中でトラブルによるギブアップ。幹線道路を使わずに矢作古川の河口へ向かうルートを開拓してから、どうも良くありません。

いまいち気合が入らず、8時15分ようやくスタート。


まずは、いつものルートで矢作古川の河口に到着。このルートには1箇所だけ横断に時間を要する箇所があるため、少し改善が必要かもしれません。堤防道路をひたすら走るため、橋のところの道路を横断する必要があるのですが、1箇所だけ交通量が多く、なかなか車の流れが途切れず、停まってくれる車はゼロです。※昼間に日名橋の西側を横断するようなもの


これが道なのかどうかは分かりませんが海沿いに東へ進みます。いつもは先に見える赤い橋を渡るのですが、ちょっと遠回りになりますが今日はこのまま進みます。なぜならば、赤い橋を渡ると反対岸の堤防道路にすんなり出ることができないからです。(高校の脇の道を通って無理やり合流することも可能ですが、路面状態が良くない箇所があります)


海水浴シーズンが終わった「吉良ワイキキビーチ」は閑散としていますが、この雰囲気が好きです。


ほとんど人が通らないと思われますが、このような標識が立てられています。この中の「浜に上がったクジラ」が随分前から気になっていたのです。ここから「700m」の地点にあるらしいのですが、600m~800mの区間を探してもそれっぽいものは見つからないのです。「浜に上がったクジラ」ですから「鯨のモニュメントがあるはず」と推測するのは当然です。「今日こそは!」と600m過ぎたところから歩くくらいの速度で進みます。

あった!


鯨のモニュメントなどは存在せず、民話の解説が書かれた金属板があるだけです。

解説文は下記になります。

欠村の漁師宇吉と千代吉の兄弟は腰を痛めた父親に代わり、毎晩いなの追い込み漁に出かけてました。玉屋川の河口沖で網を打とうとすると何かに乗り上げ、船が持ち上げられて海に放りだされました。やっと浜辺に辿り着き海を見ると黒光りをした怪物がもがいていました。村中が大騒ぎです。それを聞きつけた兄弟の父親が「くじらじゃ。つなとろくろで引き揚げろ」と叫びました。漁師と鯨の格闘が始まりました。ついにしとめ、黒山の人だかりから歓声が上がりました。村中総出で鯨をさばき、一部はお役所に差し出し残りは村の人たちで分けました。

要するに「浅瀬に打ち上げられた鯨を捕まえて村中で食べた」ということのようです。


で、鯨と格闘した場所がここのようです。

もう少し海沿いのお気に入りのルートを走ってから帰宅。

距離93.0km、獲得標高417m、アベレージ24 1km/h、所要時間4時間39分でした。

重いLupoDをこのペースで走らせると膝への負担が大きいのか、膝を痛めそうな予兆を感じたため、折り返し後は頻繁に小休憩を取りました。アベレージを1km/h程度下げる必要があるかもしれません。



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