ツールド恵那山

「富士山」に引き続き「恵那山」も一周しますが、コース設定としては「峠道」にして獲得標高3000mオーバーを目指します。

本日のコース


本日の起点は道の駅「上矢作ラ・フォーレ福寿の里」です。稲武の道の駅ではなく、ここにした理由は最後に書きます。7時30分スタート。

スタートして間もなく現れた「新木の実トンネル」は怖いです。トンネル内の路側帯は路面状態が最悪ですので、白線の外に出るとタイヤを取られてふら付くので、こちらは対処がしようがないのに、車道を走る自転車にトラックがイラつくのかクラクションを鳴らしながらスレスレで抜いていきます。対向車が来ない時に反対車線に出て追い抜けば良いのに、なぜそのそのような嫌がらせをするのか理解できません。


岩村の町並みを見ながらのんびり走り…


そして阿木川ダムに到着。あれ?なんで阿木川ダムなんだろう…。「ツールド恵那山」を達成するためには国道363号を走る必要があるので、阿木の町を抜けて国道363号に戻ります。


「萬獄寺はす祭り」開催中。


間違えたついでに恵那市から中津川市へ向かえば、非常に楽ができるのですが、恵那山を取り囲む道路で、恵那山に一番近い道路を走るのが「ツールド恵那山」です(勝手に私が決めました)。国道363号はキツイ上りが長々と続き、メインの峠に突入する前に疲労困憊。この看板のところが頂点になっていて、あとはひたすら中津川市の中心部目指してくだります。上り区間は綺麗な道路な割には交通量が非常に少なくて、なんか変だなぁと思っていたら…


下り区間を走ると「これでは車が来るわけないなぁ」ということが分かります。


しばらく国道19号を走った後、県道7号に入ります。ここから約19kmのヒルクライムの始まりです。


神坂峠ヒルクライムのスタート地点がどこか分からないので、とりあえず「湯舟沢スポーツ公園」の看板のところからタイム計測します。


折り返して戻らないため、記録写真を撮りながら上ります。いきなり急坂が見えていますね。


中間地点に休憩場がありました。この水は生では飲めないので、頭からかぶってクーリングです。実は、すでに体力がいっぱいいっぱいでリタイア寸前状態。休憩場のベンチで15分ほど横になってリスタートしますが…


前半はシッティングで上れましたが、後半はさらに斜度が厳しくなって、この景色が開けるところまでは6~7割ほどダンシングすることになって、もう限界に近いです。


頂上付近は完全に雲の中です。


フラフラになりながら「神坂峠ヒルクライム」のゴール。距離は14km、獲得標高は1158mで、走行タイムは1時間44分でしたが、所要時間は2時間30分掛かっています。実は中間地点だけでなく、心拍数が175を超えた時点で休憩を入れていました。ここで力尽きたら帰れなくなるので、サイクリングの時はムチャできません。


ゴールが頂上かと思ったら、実はまだ続きがあって、精神的にも疲れます。ようやく頂上を過ぎて下りに入っても景色がこれですからねぇ~(カックシ)。


で、峠の反対側に降りる道路がこんなことになっています。「中津川側へ戻れ」って言われても困りますよ。絶対通れないのなら神坂峠へ向かう道路の入り口のところに看板を設置して欲しいものです。ということで強引に突破しましたが、実は“めっちゃヤバイ”ことになっています。

自主規制というよりも精神的な余裕がなかったため、記録写真はいっさいありません。

この通行不可の区間は、“アドベンチャー”道路となっています。現時点では絶対通ってはダメです

下り始めていきなり路面状態が最悪になるのは仕方がありません。念のためクリートを嵌めず惰性で下ります。

路面をしっかり見ながら慎重に下ると、何やら道路の右側(山側)に1mくらいの黒い動物が動いている。まさか熊!? やっぱり熊です。変な物体(自転車)に驚いたのか、その小熊は逃げていきましたが、近くに親熊がいたら怖過ぎます。

しばらく進むと、道路を歩いている動物が…。これはカモシカだな。またまた自転車に驚いたカモシカは慌てて、ガードレールをくぐって逃げていきました。

やたらと土砂崩れがあったり、道路が川になっていたり、最後には道路が陥没してなくなっています。まさに「どないしましょ」状態ですよ。いまさら戻れません。よくみると工事の作業用の通路(鉄骨組み)が設置されていたので、自転車を立ててコロコロと転がして突破。

こんなアドベンチャー道路になっているなんて、やっぱり中津川側に看板を設置してほしいです。その看板があれば神坂峠を越えて反対側へ行こうとは思いません。(馬篭峠を越えて国道を使えばいい)


ということで、終点のフェンスにはこんな張り紙があった。いまさら遅いちゅうの。


峠越えというよりは山越えになった「神坂峠」でした。


時刻は14時30分。とうぜんながら昼食はまだです。麓に下りてきたら安心したのか腹が減ったので、緊急ピットイン。


「天玉うどん+ごはん (1100円)」をいただきました。


さて、残す峠は2個ですが、上り始めて4kmほどで力尽きてしまいました。クルクル回して上れるような緩い坂ではないため、踏み込む力が必要ですが、まったく踏めこめません。車道を走るような速度ではないため、歩道をフラフラしながら上り続けますが、この後も頻繁に休憩を取りながらも…


なんとか「寒原峠」に到着。


あと1個で終わりというところで、なんとパンク。空気が抜ける前に気が付いたため、ダメージが少ないのが幸い。そして、これが休憩にもなったため、治部坂峠まではノンストップで。


治部坂峠に到着。ここからは約22kmも続く待望のダウンヒルです。


「上矢作ラ・フォーレ福寿の里」を起点にした理由は、この国道418号を走ってみたかったからです。この道路は良いですねぇ。まさにサイクリングに最適で気持ちよく走れます。ただし、途中の達原トンネルは要注意です。風の影響を受けないため、速度がガンガン高まってしまうのに、路面がちょっと変ですので、直進していても不安定です。ともかくブレーキを軽く掛けたまま通り過ぎましょう。トンネルさえ気をつければ快適なサイクリングを楽しめます。


国道257号に合流すると「上矢作ラ・フォーレ福寿の里」までは約3kmの上り区間です。ヘロヘロになりながら18時ゴール。

本日の走行距離は約121km、獲得標高(累積標高差)3043mでした。

獲得標高が2200mを越えた辺りで“力尽きた”という状態になったので、私の場合は走行距離というよりは獲得標高に限界点があるようです。



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