北海道を走るならSPDペダルが必須かもしれない

「毎年夏は北海道」の予定が2015年、2016年は行くことができなかったため、3年振りの北海道自転車旅行になります。2013年、2014年の「ブロントンで日本一周」で北海道を走った時は1日当たりの距離が非常に長いため、走り続けるためにSPDペダルは必須でした。「ブロントンで日本一周」を終えた後は離島巡りがメインになったため、フラットペダルにハーフクリップを付けた“まったり”仕様にしました。“まったり”サイクリングの場合は散策が多くなるため、ジョギングシューズを使うわけですが、自転車でジョギングシューズを使うと致命的な欠点があります。

メリットとデメリットを天秤にかけて、さてどうしましょうかとなるわけです。今月の道東エリアのルート決めで一番苦労した点は、いかに距離を減らすのか。平坦だけなら多少距離が増えてもなんとかなりますが、地図上では平坦に見えても実は結構長い上りというワナがあちこちにあるため、ぐるっと回るなら時計回りにするのか反時計回りにするのか、それも重要です。日本一周の場合は繋ぎの都合上、一日中上り続けて最後の1時間だけひたすら下り続けたという遠征もあったため、繋ぎを無視できる遠征なら、走りやすい方向を選べます。


そんなこんなで数多く考えて、最終的に決めたのがこのルートですが、問題は“まったり”仕様でいいのかどうか。

ということで、最終確認のために「ひたすら平坦+プチヒルクライム」のコースを走っておきます。


雨予報だった昨日ですが、なぜか晴れ間が見えたため、昨日はROMAで少し走りました。今日はそのコースを延長させたようなもので、平坦区間は退屈そのものです。


ちなみに昨日は蓮の花めぐりをしましたが、今年の蓮は早いかもしれません。次の週末がピークのような気がします。


今年は伊賀八幡宮の蓮も綺麗に咲きそうです。


ひたすら走り続けてやってきた場所は「三ヶ根山」です。激坂ではないため、「遠征先でよくあること」と同じ雰囲気の上り区間になります。ここを苦労なく上ることができるのか。それを確かめるのが本日の目的です。平坦区間をひたすら走り続けただけで脚の疲労が酷いため、上り始めて1kmも経たずに苦行になってきました。

ジョギングシューズの欠点は底が柔らかいことです。歩くには良いのですが、自転車のペダルとは相性が最悪です。それでも、後ろ乗りで踏み出すようにすればなんとかなりますが、上りは前乗りが基本であるため、シューズのせいでパワーロスが酷すぎです。さらに立ち漕ぎができません。


途中で2回も小休憩をとってようやくゴール。既に疲労困憊で、Uターンして家に戻るのも気が重いです。ここで「こんなことがあるとは」というミラクルが。なんと、某ショップの朝練に参加している“ざわこさん”と、私の1.5倍のスピードで走る“恵壱さん”に遭遇。リアルに会うのは2年ちょっと振りでしょうか。この暑い中、滝汗で三ヶ根山を上る人たち…

ほぼノンストップだった往路に比べて、ヘロヘロ状態の復路はまさに苦行です。途中で2回も大休憩を取ってなんとか帰宅。そして、涼しくなってからSPDペダルに交換。


北海道を走るなら熊除けが必要ですが、最近は熊除け鈴などはあまり効果がないらしいです。そこで投入するのは音楽プレイヤーです。ひたすら走るときに使っていたものですが、北海道の山を走るときは大音響の音楽が最強の熊除けになります。


追加注文しておいたチューブも届きました。


そして、北海道を走るならこのカードも必須です。

今の時期の道東の気温は愛知県より10℃ほど低いので服装に悩みますが、重ね着でなんとかするしかありません。

レポート
ブロンプトンの旅2017道東編「女満別空港~浜小清水」
ブロンプトンの旅2017道東編「浜小清水~摩周~阿寒湖」
ブロンプトンの旅2017道東編「阿寒湖~釧路~標茶」
ブロンプトンの旅2017道東編「標茶~美幌峠~美幌」
ブロンプトンの旅2017道東編「美幌~網走~女満別空港」



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