麦草峠ヒルクライムと野辺山

秋休み四日目は、小淵沢の道の駅を基点に八ヶ岳周辺をぐるっと周る「ツールド八ヶ岳」です。ヒルクライム4本目の「麦草峠ヒルクライム」のコースは走行距離25km、標高差1327mの非常に長いロングコースとなっています。

本日のコース


天気予報によると長野県は午後から雨となっているため、本日は4時起きで、諏訪湖から小淵沢へ向かいました。車中泊のワンボックスが数多く停まっている道の駅「こぶちさわ」を6時35分出発。


スタート直後から急坂の連続で、4連投目の脚にはキツイです。標高差340mまでは上り続け、そこからはアップダウンが続き、標高差488mに至ります。


八ヶ岳牧場から富士山を拝むことができました。富士山のヒルクライム2本(スカイラインとスバルライン)は来シーズンに持越しですが、タイムさえ気にしなければ楽勝のハズです。


川俣東沢のレストハウスからの景色。八ヶ岳の山々がとても綺麗に見えますね。


JR鉄道最高地点(1375m)に到着です。意外にも鉄道の最高地点って低いんですね。


JR鉄道最高地点を通る列車を撮影。


日本鉄道最高地点の碑の「幸せの鐘」を鳴らせてみました。この後に野辺山SLランドに立ち寄ってみましたが、開園時刻は9時となっていて残念ながらパス。


野辺山から約26kmもの間、ずっと下りです。ひたすら下りのため「万が一この道を戻ることになったら…」と思ったらゾッとします。「そのようなことにならないように麦草峠を上りきろう」と改めて気合を入れることに。あっと言う間にヒルクライムのスタート地点に着いてしまったため、手前のコンビニまで戻って補給タイムです。(サンドイッチ、ヘルシアスパークリング、チョコアイス)


ヒルクライムの計測開始地点はこの「メルヘン街道 標高800m」にしました。メルヘン街道は標高が100m高くなるたびにこの標識があるので、とても助かります。実際のところ、ヒルクライムの途中で必要な情報は「距離」ではなく「標高」です。100mを何分で上っていけるのかを常にチェックしていけば、ペース配分を誤ることはありません。


「麦草峠ヒルクライム」のコースには超激坂は全くありませんが、勾配8~10%のロング区間がかなり多いため、ジワジワと筋力、体力ともに消耗していきます。通常ならシッティングでいけるところも、心肺機能に負担を掛けない“えっちらおっちら立ち漕ぎ”を多用して乗り切ります。ノンストップで走りきる必要は無いため、中間地点になる「標高1500m」のところで5分休憩。ここまでのタイムは1時間11分ですので、いい感じのペースで来ています。


「レストハウスふるさと」からの景色が良さそうだったため再び小休憩タイム。正面に見える山は浅間山だそうです。ということは、昨日上った車坂峠はあの山の少し左ですね。


このコースで唯一の自販機設置場所かもしれないため、空になったボトルにはスポーツドリンクを補充して、そして赤コーラをいっき飲み。


そして、ついに「麦草峠」に到着。ほんと長かった。走行距離約24km、標高差1327mの走行タイムは2時間19分でした。(プラス休憩タイム15分)


怪しい空模様となってきたため、ウインドブレーカーを着こんでいっきに下って、ふと振り返ると山の上は完全に雲の中ですね。ここからは交通量が少なそうな八ヶ岳エコーラインを走ってみます。広域農道らしく良い感じの景色を楽しみながら、のんびり走ることができましたが…

ゴールまで12km地点の勾配8%の上り区間で力尽きました。もう動けません。ハンガーノック状態に近いものがあります。帰宅してからルートラボで調べてみると、ここまでの獲得標高(累積標高差)が2300mを超えていたので、“いつもの壁”+“ハンガーノック”のダブルできたようです。10分ほど座り込んで落ち着いたところでヨロヨロと上り、残り10kmほどが下り区間となっていたため、惰性で走り続けて道の駅に到着。


片付け、着替え後にようやく昼食です。時刻は15時15分。カツカレーを美味しくいただきました。

道の駅「こぶちさわ」を起点に6時35分スタート、14時45分ゴール。本日の走行距離は約118km、獲得標高(累積標高差)2435mでした。

長野県のヒルクライム4連投、これにて完結です。体が持ちこたえたものだと我ながら妙に感心します。

四日間の累計
・走行距離 304km
・獲得標高(累積標高差) 7784m



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