下りに強いブロンプトン

先日の南知多遠征で得たものがいろいろあります。そもそも得るものが無ければやる意義がありません。

高校生の時代は120km/日を目安にスケジュールを組んでいましたが、それはあくまでも“走り”だけで、25km/hで巡航して、もろもろのロスタイムやら小休憩を考慮すると平均15km/hペースとなっていました。つまり15km×8時間で120kmで、昼食タイムを含めると9時間。8時に宿を出発して夕方の5時に再び宿へというペースで走っていたわけです。まあ夏場は野宿というのも結構あったため、行けるところまで行って適当に寝るというのもありました。

当時は“観光”そのものもちょっと見る程度のもので、現在のように写真撮影に時間を費やすということもなかったため、120km/日が可能だったわけです。体力的な面も大きいですが、数字の上ではそうなります。

で、現在は“走り”そのものを目的としているわけではなく、観光地を自転車で周りながら写真を撮り、かつ、歳相応に無茶をしない程度にとなると、8時から17時までの9時間使ったとしても、実質的の走行時間は5時間が限度。そしてミニベロで20km/hで巡航したとしても現在までのデータを見る限り、12km/h程度しか走っていません(ロスがいかに多いか)。つまり、頑張っても約60km/日となります。観光地が多ければ、もっと減るわけですから、平均して50km/日が妥当でしょうか。そのくらいの距離ならブロンプトンでもなんとか走れそうです。

さて、ブロンプトンにもそこそこ慣れてきて、ブルーノミニベロとは決定的な違いがいくつかありました。

まずは上りです。通常はローギアを使いますが、ブロンプトンの場合は“かかと”が当たる都合上、土踏まずの位置でペダルを踏むような乗り方をしているため、“回転”で速度を稼ぐことができません。ローギアに入れるよりはミドルギアで立ち漕ぎに近い乗り方で坂を上ります。なぜかローギアにすると進まないだけで疲れます。ミドルギアでギブアップした場合は、素直に諦めて、押していきます。これが意外にも休憩になります。

次に下りです。ブルーノミニベロ16ロードでのダウンヒルは恐怖そのものですが、ブロンプトンの場合は普通に下ることができます。剛性が高いフレームとホイルベースが長いゆえの安定感から来ているものだと思いますが、下りのコーナリングもスムーズにいけるため、安心感があります。ブルーノミニベロ16ロードが前かがみになっているのに対して、ブロンプトンはリラックス姿勢という点もあるのかもしれません。

平地ならママチャリのようにくるくる回して走ることが可能なため、交通量が多く渋滞気味の車道を走る場合など一定の速度で巡航できない場合はローギアを多用します。

そして、荷物を背負った場合、ブルーノミニベロ16ロードではとても耐えられませんが、ブロンプトンではそれほど苦になりません。専用のツーリングバッグをブロンプトンに付けて、そちらに比較的重いものを入れ、着替えなどをデイバッグに入れて背負えば、連泊での遠出も可能そうです。(そろそろ専用のツーリングバッグを手配しなくちゃ)

ということで、泊まりの遠征はブロンプトンで確定ですが、二泊までなら問題なくてもそれ以上になると荷物をどうするのかとなります。

追記.
ホイルベース (下記の数値は折りたたみ自転車&スモールバイクLife2参照)
・ブルーノミニベロ16ロード 972mm
・ブロンプトン 1048mm
ホイルベースが短いのに前傾姿勢で前方に加重を掛けるミニベロ16ロードの下りは、本当に怖いですよ。
平地なら快適な走りができるミニベロ16ロードですけどね。



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