ブロンプトンのプーリーを交換

ブロンプトンの走行性能を向上させたくても、ロードのように「性能が良いパーツに交換すれば良いじゃん」というわけにはいきません。基本的に「純正品」またはそれに準ずるパーツを使うしかなく、ほとんど選択肢が無い状態。

遠征でスプロケットとプーリーの間でチェーンが外れるというトラブルが2回続いたため、テンショナーアッセンブリーを交換しましたが、どうやらプーリーの磨耗が原因のようでした。走行距離が5000~6000km程度でプーリーの寿命が来るのかもしれません。

テンショナーアッセンブリーを交換してもトラブルが起きなくなっただけで特に何かが変わるというわけではなく、少しでも良いから何か走行性能を改善させる方法はないものか…。チェーンは既に交換済み。

できることといえば、その効果は極僅かかもしれませんが、ゼロではない「プーリーの交換」です。ブロンプトンの場合は「10T」のプーリーが必要になるため、調べてみたところ「ディレーラープーリー ROLLERBOYS ローラーボーイ BDP-11」が適しているらしい。


ローラーボーイ BDP-11

いちおセールスポイントとしては…
・セラミック製ベアリングを使用しているため、無抵抗に近い円滑な回転。
・40%グラスファイバーを混合した、EMS SWISSの素材を使用しているため、非常に堅くて正確なシフトが実現。
・各種のディレーラーに取り付けられる軸受形状。
となっています。


さっそく交換してみました。先駆者さんたちのレポートによるとスペーサーは「D」を使うらしいのですが、実際に「D」で組みつけてみたところチェーンラインが微妙に狂います。もちろんテンショナーアッセンブリーについているワッシャはそのまま使っています。そこで「D」よりも少しだけ厚みがある「B」を外側に使ってチェーンが少しだけ内側になるようにしてみましたが、それでも僅かにずれています。次のポタリングでは、この状態で試してみますが、何か不具合があればワッシャを一枚追加させる必要があるかもしれません。

プーリーの交換作業をしながら、ふと思ったことは、テンショナーアッセンブリーのチェーンラインがもともと若干狂っていて、プーリーが磨り減ったことで何かの拍子でチェーンが外れてしまったのでは?

「ローラーボーイ BDP-11」は耐久性がありそうですので、5000km程度でダメになるということはなさそうです。そしてセラミック製ベアリングの効果は、それなりの距離を走ってみればなんとなく分かるかもしれません。



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