昨夜は5時間、そして今朝の2時間、計7時間も格闘してようやくブロンプトンを春夏仕様に変更しました。先日までの状態がVer2とすれば今回で「旅自転車Ver.3」となります。
さっそく「ブロンプトン 旅自転車Ver.3」の効果測定のために「山間地トレーニングコース バージョンA」を走ってみます。距離が30.1kmで獲得標高402m、激坂あり、ひたすら上り続けたり下ったり、平坦区間の堤防道路というようにベンチマークとしては最適なコースといえます。
「旅自転車Ver.1」で走った2010年10月31日のタイムと比較していきます。
セクター1ゴールまでのタイムは「27分29秒」→「23分46秒」 タイム差 3分43秒
セクター2ゴールまでのタイムは「52分15秒」→「45分52秒」 タイム差 6分23秒
セクター3ゴールまでのタイムは「1時間2分36秒」→「56分3秒」 タイム差 6分33秒
※下り区間は強い向い風のため速度が伸びず
トレーニングコースの最終ゴールのタイムは「1時間27分44秒」→「1時間19分31秒」 タイム差 8分13秒
※平坦区間は下ハンで走行
所要タイムは「1時間41分」→「1時間22分」
走行タイムを8分13秒も短縮させることができました。上り区間はタイヤ、平坦区間はハンドルの効果が非常に大きいようです。
さて、どこが「旅自転車Ver.3」なのかですが…
ハンドルを「BROMPTON Handlebar P-Type」にしました。これで5個目のハンドルとなりますが、今までいろいろと試してみた結果、もしかしたら「Pハンドル」こそが理想的なハンドルかもしれないと思えたため試してみました。結果的には大正解です。ブロンプトンにはこの「Pハンドル」が一番適しています。フレームカラーに合わせてバーテープも「赤」にしてあります。
ブロンプトンには定番の「ダイアコンペ SS-6 ブレーキレバー」を今回手に入れました。なぜか今まで使ってきたSHIMANOのレバーより効きがよくなったような…。今回はケーブルも交換してあります。アウターケーブルはブロンプトンの純正品で、インナーワイヤーはSHIMANOのMTB用のものです。
丈夫なグリーンタイヤは荷物満載の旅には役に立ちますが、春夏の遠征の時は荷物が少なめになるため、走りが軽快になる「Kojak Folding Ref. Tyre 16 x 1 1/4」に交換。2本で10,500円もする高級品ですが、これで上りが楽になると思えば安いものです。泥除けを外したため「E Version Front Axle Hook」と「Cable Fender Disc」を装着。「E Version Front Axle Hook」があれば泥除けを外した状態でも折り畳みに支障が出ません。
ハンドルとタイヤの効果が十分に分かったため、第二部に突入します。行き先は…
三河湖にしました。山間地でも快適に走れるようになったならば、やはり山に行きたくなりますね。
三河湖に来たらこれを食べなきゃダメでしょということで「五平餅」です。草履ほどの大きさがあります。
三河湖からの復路は強い向い風との闘いになりました。今までなら「非常にツライ…」となるところですが、Pハンドルには“下ハン”がありますので、ドロップハンドルと同じように走ることができます。ブロンプトンの「向い風に弱い」を克服することができるのがPハンドルですので、ブロンプトンでロングライドをする場合はPハンドルは必須かもしれません。
それなりの出費額になりましたが、非常に効果が大きいバージョンアップになりました。
本日の走行距離は103.05km、獲得標高は1283mでした。
追記.
2010年10月の時点と比べて「8分13秒」もタイムを縮めることができた「ブロンプトン 旅自転車Ver.3」ですが、それでも「上り」を苦手としている事には変わりはありません。
ここで2010年11月の時点のポタリング仕様の「Bruno mini velo 16″road」のタイムと比較してみます。
見るからにポタリング仕様のブルーノミニベロ16。フラットペダルでもハイケイデンス走行が可能。
セクター1 | セクター2 | セクター3 | ゴール | |
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Bruno mini velo 16″road | 24分24秒 | 47分4秒 | 57分36秒 | 80分30秒 |
BROMPTON M3L(Ver.1) | 27分29秒 | 52分15秒 | 62分36秒 | 87分44秒 |
BROMPTON M3L(Ver.3) | 23分46秒 | 45分52秒 | 56分3秒 | 79分31秒 |
ブロンプトンの場合は上り勾配が7%を超えたあたりから急激に負荷が高まるため、この辺が「上りが苦手な自転車」ともいえます。ブルーノミニベロ16の場合は急激に負荷が高まるということは無く、負荷は勾配に比例していきます。