主に“上り”の筋力アップを目的にジテツウトレーニングを続けてきました。段戸山ヒルクライムのタイムは大幅に向上しましたが、実は私が一番苦手としているのは「平均勾配5%程度」の緩い上りがひたすら続く「高速ステージ」のヒルクライムです。
勾配が8%以上になれば頑張るしかないわけで、必然的に心拍数が高まり結果的に出力が高まります。しかし、勾配が5%では頑張らなくても上れるため、特別に頑張る理由がなければ、心拍数を高めることはできず出力は高まりません。よって、平均勾配8%のコースに比べて、平均勾配5%のコースのタイムは非常に悪くなります。
しかし、段戸山ヒルクライムが大幅に向上しているのならば、そろそろ田原坂ヒルクライムでも同じように大幅に自己記録を更新するのでは?
早い話、趣味レベルのヒルクライムなら「気合」の程度次第です。気合を数値に表したのが「心拍数」そのもの。よって、機材とかペダリング云々という話より、どれだけ気合を入れて上ることができるのか。といっても体を壊しては「何やってんだか」となるので、「心拍数170をキープ」を目安にします。
※私のミスで今日は2回もコースアウトしたことと、時間的に三河湖ルートをカットしたため、当初の予定ルートとは結構違っています
今日は距離としては「ロングライド」みたいな雰囲気ですが、どちらかというとトレーニングという要素が高いです。前半と後半の二部構成となっています。
前半パートは「真剣トレーニング」ということで、本物のクライマーである「秀さん」と作手エリアを走ります。後半パートで、まったり志向でありながら実は坂が大好きな「いとちーさん」が合流して、「じゃんだら輪」の山岳区間を“まったり”ひたすら上ります。
自宅を5時50分少し過ぎ出発。渡橋で秀さんと合流。常滑から自走の秀さんの本日の走行距離は軽く260kmを超えそうです。
いつものルートで「くらがり渓谷」を目指しているつもりが、一箇所「右折」するのを忘れて、いつの間にか「じゃんだら輪」のコースを走っていたという大ボケを私がやらかして、千万町坂を下ることに。。。。。ところが、これまた勾配16%の下りでリアが跳ねたり、グリップを失ってリアが流れたりして、危険な目に遭う始末。なんだか今日はあかんなという雰囲気。
「くらがり渓谷」でトイレ休憩後、田原坂ヒルクライムTTのスタート。2011年6月の時のタイムが“23分5秒”でしたので、23分切りが目標です。(2010年5月の時のタイムは28分59秒)
スタートして僅か500mほどで秀さんが視界から消えたので「やっぱり本物のクライマーはレベルが違いすぎるなぁ」と、そこからは自分との闘いモードに突入。とにかく心拍数が170を切らないことだけを意識して、ペダリングなどむちゃくちゃでいいやと気合を入れて上り続けますが、勾配が緩くなると、いつの間にか170を切ってしまう。「回せ回せ、とにかく回せ」あるのみ。
単独という条件で、ここまで頑張ったことがあるのかというくらい気合を入れてなんとかゴール。
タイムは、なんと“22分15秒”。普通の中年オヤジでもやればできるものです。といっても趣味レベルのなんちゃってクライマーとしてようやく「普通」ですが。2年前が“28分59秒”という、なんじゃこりゃ「問題外」に比べたら大幅に向上したので、トレーニングを続けて良かったと心底思います。
なお田原坂ヒルクライムTTの平均心拍は171bpm、平均バイクケイデンスは87rpmでした。
そして、本物のクライマーの秀さんはヒルクライムレースの“調整”で走ったので、なんとリア21Tのみというシフター縛り。そしてタイムは余力を残して19分。秀さんが全力で上れば18分を軽く切りそうです。いやはや次元が違うとはこういうことなんでしょうね。あまりにも速すぎて参考にもなりません。
初心者ローディーでも上るだけなら上ることができる「田原坂」ですが、タイムアタックとなるとそれはもう大変です。今日も気合が入ったクライマーたちが何人も豪快に上っていたので、高速ヒルクライムの練習に、田原坂はちょうど良い場所なのかもしれません。
作手の道の駅の「ジャンボフランクフルト」。なんだか以前食べた時より大きいような。そして、国道301号のコンビニで休憩タイム。隣のパン屋さんで「ベイクドカリー」「キャラメルメロンパン」「エッグマフィン」を購入。どれも美味しかったです。(コンビニでオレンジジュースとガリガリくんを購入)
奥殿陣屋で「いとちーさん」が合流して、「じゃんだら輪」の山岳区間スタート。これまた、スタート直後の急勾配区間に入ると、あっと言う間に秀さんが軽やかに上っていき、いとちーさんもトルクフルに上っていきます。私は既にヘロヘロ状態で、“まったり”のハズが妙に心拍数が高まってしまう。速度からするとここまで心拍数が高まるハズはないのに変だな。急勾配区間その2に突入しても相変わらず心拍数は高め。あかん、このままでは体がもたない。
急勾配区間その3を終えるとしばらく下りが続くのでここで回復だな。ひたすら下っていると「あれ?ここを左折だったかな?」という地点を通り過ぎてしまった。その後もひたすら下りが続き、某所で地図を確認すると、おもいっきりコースアウト。結局、その後も麓までひたすら下って、そして下った分を取り戻すために県道35号をひたすら上ります。実は前半パートでもコースアウトして県道35号を走っていたのです。
途中から「じゃんだら輪」のコースになるので、結果的には遠回りしたことになり、そろそろ筋力がなくなってきたタイミングで「茅葺屋敷」に到着。ここで最後の急勾配区間に備えて少し長めの休憩タイム。
「茅葺屋敷」の先の急勾配区間はヒルクライムの練習になりそうですが、筋力ダウンしている場合は非常にキツイ。ところがここでも秀さんはすいすいと上っていき、あっと言う間に遙かかなたへ…。
ぐるっと回って国道301号のコンビニで本日2回目の休憩タイム。炭水化物が必要だから「海老と水菜のペペロンチーノ」を食す。デザートは「バニラアイス」、ドリンクは「麦茶」。
ちょっとした峠を越えると国道301号は松平まで豪快なダウンヒルが続きます。今までは惰性で下っていましたが、下るトレーニングも必要ですので、今日は下りでも真剣に走ります。途中から原付バイクと競争しながら…。とりあえず勝った。
本日の天気予報はコロコロ変わりどうなるかと思いましたが、なんとか雨に降られずに走ることができました。
本日のデータ
走行距離: 196.15km
高度上昇値: 2,418m
平均速度: 24.3km/h
平均心拍: 143bpm
平均バイクケイデンス: 81rpm
追記.
段戸山ヒルクライム
距離: 10.9km
標高差: 618m
平均心拍: 163bpm
平均バイクケイデンス: 78rpm
タイム: 45分25秒
田原坂ヒルクライム
距離: 6km
標高差: 313m
平均心拍: 171bpm
平均バイクケイデンス: 87rpm
タイム: 22分15秒
両者のコースとタイムを比較してみると「勾配5%」を攻略できたように見えますが、平均心拍数が全く違います。やはり勾配5%程度の高速ステージは相変わらず苦手としているといえます。緩い上りでは「体重」よりも「出力」が重要になってくるため、今後も絶対的な出力を高めていくトレーニングが必要のようです。