遠征の谷間の期間には毎度の事ながら物欲が爆発しますが、「次はFRC36に決めた。問題は、いつ買うか」という状態にあったわけですが、FRC36を買ってスポルティーフに仕上げても今のところ使う機会がありません。
ジテツウトレーニングでLupoDを酷使しているため、次にヘタリが来るのは確実にLupoDです。その時期になったら似たようなフレームを購入してパーツを移植すれば良いかと思い直し、そのフレームの目星は付けてあります。
そこで今回は大きな買物はやめて、LupoDの2セット目の手組みホイールを購入。
さっそく、そのホイールをジテツウトレーニングで使ってみました。リムが軽量になっているため加速時と上り区間は快適になり、路面からの振動も吸収してくれるようで手のしびれも無くなりました。
しかし、もともと重いLupoDですから上りはどうしても脚への負担が大きく、ジテツウの往路で40km程度走ると朝からヘトヘトになってしまいます。かと言って、ロングライドレベルまで負荷を下げてしまうとトレーニングになりません。
LupoDがヘタリが来てから買う予定のフレームもクロモリの頑丈なものであるため、かなり重い。下手するとLupoDより重くなってしまうかもしれません。
欲しいものは、LupoDのような自転車で、LupoDより3kg程度は軽いもの。ところが探してみてもそのような自転車は存在しません。ジテツウトレーニングで使うのですから、ここでフルカーボンのシクロという選択肢はありません。
ディスクブレーキ仕様のクロモリフレームはとにかく重い。しかし、ディスクブレーキ仕様のアルミの入門ロードは“まだ”存在しない。コスト的には10万円程度で用意できるハズですが、メーカーとしては市場の動向を見ているのでしょう。「ディスクブレーキ仕様のアルミの入門ロード」を作るためのパーツは既に存在しているため、フレームさえあれば良いのです。ノーマル状態のLupoDはロードパーツで構成されています。2009年の1年限りの限定モデル扱いで消えたLupoDは先進的であったともいえます。
「LupoDのアルミモデルがあればなぁ」が常に頭のどこかにあったのか、あるモデルを見て「あれ?これって」という閃きが。。。
価格的にダメ元で購入しても、本当にダメだったとしてもジテツウで使えるわけですのでムダにはなりません。
2014年モデルはどこのメーカーも一斉値上げ。便乗値上げと思えるほど価格が跳ね上がるため、手に入れるのなら今しかありません。
メーカー(代理店?)に数台の在庫があるらしいので、即行決断で発注。
で、手に入れた自転車遊び8号機は「Bianchi ROMA」。欲しかったのはこのフレームです。パーツは総入れ替えとなります。
Model | ROMA | |
Shimano TIAGRA | ||
Colours | Matt Celeste | |
Sizes | 50 | |
Frameset | Frame | Alloy with Smooth Welding |
Fork | Kinesis Full Alloy | |
Headset | Tange Seiki 1A-ZS2282-BK 1-1/8" | |
Group | Shifters | Shimano TIAGRA |
Rear Derailleur | Shimano TIAGRA 10sp | |
Front Derailleur | Shimano TIAGRA 31.8mm | |
Crankset | FSA OMEGA 50/34T : 165/170/170mm | |
BB | FSA MEGAEXO, BB-4000 | |
Chain | Shimano HG53 | |
Sprocket | Shimano CS-4600 12-28T | |
Brakes | Shimano DISC-BRAKE, BR-M395 | |
Brake Lever | Shimano BL-M395 | |
Wheels | Rear Hub | Shimano FH-RM35 |
Front Hub | Shimano HB-RM35 | |
Rims | Alex DP17 | |
Tire | Continental ULTRA SPORT 700X28C | |
Components | Stem | ART ZS-S8 OS : 90/100/100mm |
Handlebar | HL MTB-AL-110 BT | |
540/540/560mm | ||
Grips | Velo VLG-864 | |
Seatpost | HL SP-311 27.2X300mm | |
Saddle | Velo VL-3059 | |
Pedals | VP VP-519A |
帰宅後、さっそくパーツの交換に取りかかりますが、店員さんが「油圧式はめんどくさいですよ。ホイールを外して嵌めなおすとシャリシャリ鳴ると思います」って嫌なことを。。。
本当にめんどくさかった。ホイールを外してブレーキレバーを握ってみたら、なんとこんなことになってしまった。シャリシャリどころか全くホイールが嵌りません。
リセット方法が知りたくてショップに電話。マイナスドライバーで無理やり広げてくださいとのこと。
広げてホイールを嵌めてみると。あかんはこれはという状態。本当にホイールを外すと悲惨なことになります。ここからの調整方法は店員さんに聞いておいたので、なんとかなりましたが。
次なる難関は「シマノ XT ディスクローター SM-RT81S」がブレーキ本体に当たってしまうこと。ヤスリで角を落として解決。
ROMAのおまけのホイールの総重量は4.05kgもあったため、とても使う気になりません。未使用のまま倉庫行きです。ローターは外してLupoDで使うことにしましたが。
暑い中、予想外の時間を費やして汗だく。難関は突破したので残りはサクサクと片付けます。
クランクセットはパナモリORC16に付いてきた「FC-5700 50/34T」に換装。LupoDは42/34Tにしてあるため、50/34Tのアウターは大きすぎますが、しばらくこのまま使います。
ペダルはジテツウ用途に最適な「SHIMANO CLICK’R PD-T400」。
リア変速機もパナモリORC16に付いてきた「RD-5700A」に換装。ちなみにDURAプーリーに交換済みです。
サドルは「fi’zi:kLIFE ALIANTE」。これはアリアンテのコンフォートライドバージョン。ブロンプトンで使っていたものを再利用。ロングライドには向かないかもしれません。
この状態で約9.8kgです。
カラーはビアンキらしくチェレステ。このカラーを選ばないのならビアンキである必要は無いとさえ思っています。というのは建前で、普通の人はカラーで自転車を見分けるので、自転車が増えたことを家族が気が付かない可能性が高いというだけのことです。というわけで3台目のチェレステ。
イタリアブランドの車名がROMAというのは、パナソニックが自社の自転車にTOKYOと命名するようなものですね。
グリップを交換、ボトルケージ、ライト、ベル、サイクルメーターを装着。そしてセンタースタンドを装着してみると、クランクがスタンドに当たってしまいNG。スペースは十分あるのに残念。
午後2時過ぎにようやく作業完了。ようやく昼食です。
午後3時少し前に試走開始ですが、風が妙に強く、時間も遅いため、岩津から上ってぐるっと回って松平に降りてくるコースを選択。
マウンテンバイクのキャスパーでジテツウトレーニングをやっていた時はライザバーとかフラットバーでも上ることはできると思っていましたが、クロスバイクとはいえ「走り思考」に振っていきたい場合にフラットバーでは上りがきつく感じます。
そもそもこの状態は未完成であるため、山間地を走るのには適していません。完成のイメージは「軽いLupoD」ですので。
ドロップハンドルとデュアルコントロールレバー(ST-5700)は既にあるので、機械式ディスクブレーキを手に入れたら作業の続きをやります。
いつもの水源公園で「Bianchi ROMA」を眺めながら休憩タイム。
ノーマル状態のROMAの販売価格は定価で94500円(税込み)。ジオメトリを入門ロードにあわせて、パーツのグレードを下げたらドロップハンドル+デュアルコントロールレバーにしても10万円程度で発売できると思いますが、どこが先にやるかでしょうね。今回もビアンキかもしれませんが。
さて目玉の油圧式ディスクブレーキですが、晴天時でもガンって効きます。LupoDの場合はワンテンポ遅れてギュッと効くのに比べると、ROMAの場合はVブレーキをさらに効くようにした雰囲気です。これなら高額なブレーキシステムなど買う必要はないため入門ロードはディスクブレーキが良いと思います。ダウンヒルや雨中走行の時に本領発揮することでしょう。ディスクブレーキなら超軽量リムが使えるので上りはさらに楽になるかもしれません(金さえ掛ければ)。
本日の走行データ
距離: 41.61km
高度上昇値: 404m
平均スピード: 23.5km/h
自分好みに仕上げる自転車は楽しい。それに尽きます。
include("/home/blueroad/www/roma.php"); ?>