冬の知多半島「激坂とイチゴと梅の花」

激坂ルートの山間地ならそこそこ使えることが分かったキャスパーですが、平野部ならどのくらい走れるのか試すために知多半島を周ります。立ち寄りポイントとしては「花ちゃん坂」「いちごの丘」「桜公園遊園地」「佐布里池」「聚楽園大仏」を予定。

本日のコース

「いちごの丘」は開店直後から激混みするため、開店前の9時30分頃には到着したい。そこで7時15分自宅をスタート。


自宅から55分で「かわら美術館」に到着。マウンテンバイクのキャスパーのハンディを考えると所要時間がもっと掛かるかと思いましたが、タイム的にはロードとなんら変わりません。今のところGIOSアンティーコよりも良いペースで走れています。信号ダッシュでちょっと筋力が必要ですが、走り出してしまえば速度を維持するのが楽と言う点はビアンキLupoDと同じです。


9時、河和口に到着。ここでカッパの「花ちゃん」と初恋ブレイクで前祝いをします。何の祝いかというと…


この踏切の先にある尋常ではない鬼坂を「一発で攻略」させるのです。前回はGIOSアンティーコで数回チャレンジしましたが、できないものは何度やってもできないことは経験済み。攻略するのならば一発で仕留めることが重要。

踏み切りを越えて、まずはゆっくり進みます。斜度がきつくなってもマイペース。そしてアスファルトがコンクリートに変わった瞬間にファイルナルローにぶちこんで、「おりゃ~」と、ぶん回します。とにかく、ぶん回す、ぶん回す、あかん意識が遠のいていく。ゴール前のスプリントってこんな感じなのだろうか。無酸素領域のもがきは5~6秒程度しか持たないのですが、この坂を筋力ではなく心肺能力で上るためにはその限界を超える必要があります。

トラップの排水溝を越えると、いよいよ脚が回らなくなってきた。「界王拳」もここまでか…。しかし、脚を止めてクリートを外す余裕などありません。脚を回すのを止めた瞬間に落車します。それだけは嫌だ~(今日は万が一に備えて「ディレイラーガード」を装着してきたけど)。ダメ元で「もがきのダンシング発動!」。ダンシングで上れないことは前回のチャレンジで分かっているものの、他に手がありません。「おりゃ」「おりゃ」と踏み込むと「えっ」「あれ」「なんだ」「いけそう」「おりゃ、おりゃ、おりゃ、おりゃ、おりゃ、おりゃ…」


おぉ~、なんと「花ちゃん坂」を攻略できた~。思わずニタニタしている自分に気が付く。誰にも見られていないだろうな。


こんな鬼坂を自転車で上るなんて…。


さらば「花ちゃん坂」。もう二度と来ることはない「花ちゃん坂」。残されていた宿題はこれにて完了。

「花ちゃん坂」のような激坂だとダンシングで下死点まで踏み込むと、反対側の脚を踏み降ろす前に自転車が停まってしまうため、シッティングで360度キレイに回すペダリングスキルが必要であり、そのためのトルクも必要ですが、私にはそれができません。そこで取り組んできたのが「ハイケイデンスクライム」です。ジテツウでミニベロ16を使用して急坂区間を90~100rpmで上る練習をひたすらしてきました。「ハイケイデンスクライム」ならば少ないトルクで我武者羅に回し続けるため、無トルク状態になる角度がありません。その代わりに心肺に非常に負担が掛かるため、長時間それを発動させることができないというデメリットもあります。サドルの前方にちょこんと座る(お尻を置くだけの)超前乗りシッティングでひたすらグルグル回し続けるのですから、無酸素領域の運動負荷になります。

そんなことが何分間もできるわけはなく、途中で力尽き、ダメ元でダンシングに切り替えたわけですが、ダンシングが成功した理由があります。キャスパーで激坂を上るときはフロントサスを「ロックアウト」させるのですが、それを忘れたのです。前荷重ダンシングの場合は、1時から7時までトルクを掛けるのですが、たいていは6時あたりで踏み込みが終わってしまい、反対側の脚を踏み込むまでのタイムラグがあります。このタイムラグが致命傷になるのですが、なんということか、フロントサスがタイムラグを帳消しにしてくれたのです。6時あたりでサスが沈み込みます。ダンシングですから、荷重を反対側に移すタイミングでサスが戻ってきます。その勢いで踏み込まれている脚が上がってきて引き足になるのです。つまり、無トルク状態が上手いことなくなったのです。これは悪路の激坂を上るためのマウンテンバイクの特性なのでしょうか。マウンテンバイクって面白いなぁと感じた一件でした。


予定通り「花ちゃん坂」を攻略できたので、「いちごの丘」に立ち寄ります。9時40分頃から入店待ちの列に並びましたが、どうやら“激混み”というのは、「お土産品の受け渡しの列」のようです。事前に整理券を手に入れて、指定時間になると品物を受け取るために長蛇の列ができるだけです。お土産品の数量は整理券の枚数分だけあるので、長蛇の列に並ぶ必要は無いのですが、心理的に早く手に入れたいと思う人が多いのでしょう。さらに、喫茶コーナーを利用したい人もその列に並ぶ必要があるため混乱するのです。お土産品の配布が終わる頃に入店すれば待たされることもないのかもしれません。


待望の「いちごパフェ」です。昨年来た時は激混みで食べることができなかったので、とても楽しみにしていました。この「いちごパフェ」激美味ですよ。走るためのパワーを貰った気がします。


10時45分、若干の追い風に乗って師崎に到着。激坂パート2に備えて「プロテインバープロ」で補給。


激坂パート2「桜公園遊園地」を上ります。マウンテンバイクのギアなら上れて当たり前の激坂ですから、あえてインナーギアを封印します。重量というハンディがあるので、ミドルギアならロードのインナーギアと同じでしょうか。フロントサスを「ロックアウト」してスタート。最初の直線区間はローギアを残してひたすらダンシング。やはりある程度の距離があると“重さ”を感じます。右コーナーからローギアにしてシッティング、左に曲がると斜度が再びキツクなる。初めて走るコースだと、いつになったらゴールに辿り着くのか分からないためペース配分が難しい。結局、フロント32T、リア32Tでひたすらダンシング…


ようやくゴール。タイムは6分55秒でした。ウエイトハンディがあるマウンテンバイクですからこんなものでしょう。「結構キツイ」どころか「かなりキツイ」ですよ。この「桜公園遊園地」って。


12時5分、時計回りに走ると必ず苦しむことになる「向かい風区間」にある「野間崎灯台」で小休憩。ここで知多広域農道に備えて「ちょいモグ」で補給。この先は「佐布里池」に行くために、“嫌い”な知多広域農道を走ります。短いアップダウンが連続するコースは膝に負担が掛かるため、できれば避けたいところですが、ここでもハイケイデンスクライムが役に立つはずです。高トルク走行の場合はトルクの変化に対応させるのが難しいのですが、もともと少ないトルクで上るハイケイデンスクライムはトルクのコントロールが容易です。つまり、膝への負担を減らすことができるのです。


知多広域農道を「山でもLSD走行」で黙々と走り続けると「菜の花畑」に出逢いました。ちょっと得した気分。


13時40分、終点にあるコンビニで遅めの昼食タイム。


しばし「佐布里池」の梅の花と戯れます。背景にキャスパーをいかに配置するのかが課題。


白い梅の花でもう一枚。

いつもならここから東へ向かうのですが今日は北上します。何度も走っている知多半島なのに未だに立ち寄ったことがない場所があるからです。時間的に少々焦りますが、とにかく北上します。


15時、「聚楽園大仏」と御対面。こんな近場にこのような立派な大仏さんが鎮座していたんですねぇ。なかなか迫力があります。さて、風が冷たくなってきたため、ここからは気合を入れて走り続けます。


走り続けているとなんと偶然にも「桶狭間古戦場公園」のところに出ました。少し前のローカル番組で取り上げていた公園ですね。武将ブームということもあって遠くから見に来る観光客もいるそうです。(公園にいたオジサン曰く)

国道一号線を走っていると歩道を爆走するクロスバイク乗りがいたので、車道を走る私の方がペースが速いのは当然で、すんなりパスすると、その人が車道を走り始めてムキになって追いかけてきます。そして、信号で停まると強引に前に出てきた、そこからシグナルグランプリ…。クロスバイクの人、かなり頑張っているみたいだけど加速力が若干足りないため、強引に追い抜くと再びムキになって追いかけてくる。この区間を逆方向に走るのは初めてだったため、自転車通行禁止区間があることを知らずにうっかり進入しそうになり、急停止。その間にクロスバイクの人は回避コースに入り先行されてしまった。ここでバトル終了。余分なことをしたせいで、疲れてしまった。


16時25分、刈谷PAに到着。なんとか日暮れ前に帰宅できそうです。

午前7時15分出発、午後4時55分帰宅。走行距離は約141km(獲得標高:801m)でした。(Av21.6km)

マウンテンバイクでも結構走れるものです。平野部ならば、キャスパーはGIOSアンティーコよりもアベレージが若干速いようです。走行距離が80kmを超えるあたりで疲れを感じ始めていましたが、その疲労感は酷くならずに最後まで走ることができたということは「走りやすい」ということなのかもしれません。




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