ある程度の距離を走らなければ機材の検証ができないため、昨年までは自宅から知多半島一周の100kmコースや弁天島200kmコースを走っていました。検証のためなら体力面は辛いこともありますが、精神的にはそのくらい苦になりませんでした。
しかし、やはりというか昨年の10月の遠征以降はどうも気合が入りません。11月の九州遠征もフライトを確保したことで半強制的に実行したようなもので、仮に列車移動の遠征ならば直前になって「やっぱりやーめた」となっていたかもしれません。
正直言って、テンションアップどころか、モチベーションがだだ下がりです。
以前、北海道で出逢ったおじさんに「知り合いに日本一周をやった人がいるけど、その人は日本一周を達成した後は目標を失ったみたいに自転車にあまり乗らなくなった」と言われました。その時は「そうなのかな。他にもいろいろとやりたいことはあるので大丈夫」と思ったのですが、「日本一周を成し遂げる」というのは大きかったようで「やりきった感」がいまだにあります。
前振りが長くなりました。今日はアンティーコの検証のために知多半島を走るつもりでしたが、早起きしても、いまいち気が乗らず、朝からのんびりモードに突入。寒いし、まっ、いいか。となりそう。
とりあえず、カスタムの検証だけはしておきたいので、気温が高くなってきた10時過ぎに支度をして出発。
「ちょっと出かけてくる」の定番になっている某所に到着。ひたすら走るに適したコースであるため、こちらもベンチマークに適しています。と言っても平坦基調なためLSDペースでの検証になります。
今日は風が強いため、ロードなら40km/hオーバーするような区間でもアンティーコだとせいぜい32km/h程度。25km/hを超えると妙な抵抗を感じて思うように進みません。
往路のアベレージは24.0km/h。たぶんビアンキのロードなら28km/hを軽く超えるはずです。
シルエットで見るとハンドル周辺のバランスが悪いですね。やはり、フラットハンドル仕様にして、アベレージ20km/h程度で50~60km程度のポタリングをするのに適しているのかもしれません。
脚力があまりない時期は、アンティーコで乗鞍、御嶽、美ヶ原、車坂峠、麦草峠、神坂峠、ふじあざみラインを上りました。それは脚力不足を小径車の利点でカバーしていたわけですが、今となってはデメリットばかり目立ちます。
復路は風に苦しめられて、ヘトヘトになりながら帰宅。
距離76.6km、獲得標高246m、アベレージ22.6km/h、所要時間4時間。
このコースなら休憩込みでグロス20km/hをクリアしたいところですが、アンティーコでは厳しかったです。
もしかしたら、鈴鹿サーキットを走った快速仕様のブロンプトン弐号機はアンティーコよりも速いかもしれません。
アンティーコのタイヤを以前使っていたスリックタイヤに交換した場合にどうなるのか、微かな希望はその一点のみ。