本日は過酷な中部300の開催日ですが、残念ながらDNSしました。「限界」がどの辺りにあるのか分からない初心者や若い人なら、「頑張ればなんとなる」というのも多少は通用するかもしれません。しかし、それなりに走り続けてくると「予定調和」というものができあがります。
何もしなければ年とともにエンジンが劣化していきます。ジテツウトレーニングを続けていてもそれを実感しているため、シミュレーションの補正値は直近のロングライドのものも考慮しています。
過酷な中部300のコースでも足切りポイントさえなければ、約19時間で完走可能です。しかし、PCの数が非常に多いため、PC3以降は常に足切りとの闘いになります。「グロスアベレージ15km/h」は、ひたすら上り続ける区間にも適用されるため、平谷の道の駅でタイムアウトする確率が非常に高く、そこまで負荷を高めてクリアさせても、名古屋400の時のデータと照らし合わせると飯田市のPCで間違いなくタイムアウトします。
では、どのくらい時間が足りないのか。それは、僅か10~20分のことです。
「そのくらい頑張ればなんとかなるでしょ」というわけにはいきません。そこがブルベの難しいところで、参加3年目にしてようやくブルベの難しさを実感しているわけです。2013年、2014年は多少なりとも経験があればクリアできるコースだったともいえます。
というわけで、「ギリギリどうなのか」という闘いのための機材を用意することにしたのです。若い人なら少しトレーニングすれば機材より圧倒的にエンジンパワーでカバーできることですが、私はそのような年齢ではありません。無理すれば身体が壊れます。
予定では中部300の翌日に受け取ることにしていましたが、DNSしたことで1日早めていただきました。晴れの日曜日に山間地を走って機材の検証をしたかったためです。
安城のショップ「リーフ」で新ロードバイク「リドレー フェニックス」とご対面。
個性を演出させるため、ベルギーの国旗カラーのバーテープを選びました。ケーブルは標準の「黒」から「赤」に変更。
BB規格が「Pressfit30(68×46)」のため、スギノ製品「PF30-IDS24 CONVERTER」が使われています。
FDは直付のFD-6700を選択。
以上の4点が注文時の追加パーツです。
10速用チェーンを7本も在庫しているため、その中から「CN-7901」を持ち込みました。
その他のパーツはニローネから外したものを再利用。
・リドレーフェニックス(フレーム)
・FD-6700(直付)
・SILVA ナショナルフラッグ バーテープ
・PF30-IDS24 CONVERTER
・ケーブル
・工賃
合計:204560円
何かが変わるカスタマイズは好きですが、現状維持のためのメンテナンスは好きではない。しかし、スピードレンジが高いロードバイクの場合はメンテナンスが大切。ならばメンテナンスはショップに任せた方が良いのかもしれない。これを機にロードバイクのメンテナンス、というよりはオーバーホールはショップに任せようかと。ショップのメンテナンスメニューにそういうのもあるみたいですので。
さて、家族には「フレームを交換する」という話はしてあるので、こっそり持ち帰る必要は無く、人目を気にせず作業ができます。まずはワックス掛けをしておきます。
ちなみに、私はいつもカード払いしているため、現金を持っていません。しかし、店頭で現金払いするためには現金を用意する必要があり、そのため家族から借りたのです。しかし、返済という面倒なことはしなくて、単純に来月の生活費を妻がATMから引き出す時に今回の分もまとめて引き出します。要するに「現金払い」というものは私には大きな壁となっています。
さて、ワックス掛けした後に初期段階の重量測定。
「ホイール+タイヤ+チューブ+スプロケット」は組み合わせで大きく増減するため、それらを除いた重量は「5.11kg」。ペダル込みです。
「WH-7900-C24-CL + CS-6700(11-28T) + グラベルキング23c」を嵌めると「7.52kg」。特別に軽量化させているわけでもなく、ペダル込みで7.52kgなら十分軽いと思います。
フレーム : リドレーフェニックス (フレーム 1150g、フォーク 390g)
サイズ : XS (水平トップチューブ長525mmはニローネと同じ)
リアディレイラー : RD-6700
フロントディレイラー : FD-6700
クランクセット : FC-6700 50/34
BB : PF30-IDS24 CONVERTER
チェーン : CN-7901
スプロケット : CS-6700 11-28T
ブレーキ : BR-6700
ブレーキレバー : ST-6700
ホイール : WH-7900-C24-CL
タイヤ : パナレーサー グラベルキング 23c
ステム : 3T ARX Team
ハンドルバー : 3T ErgoSum Team
シートポスト : ニローネのカーボンシートポスト
サドル : フィジーク アリアンテ ガンマ K:iumレール HTC TEAM EDITION 2011
ペダル : PD-A600
中部200と中部400では「グラベルキング26c」を試したわけですが、カーボンフレームにすると23cでも振動吸収性が良いらしいので「グラベルキング23c」を購入。
実測してみると、右は221g、左は206gでした。意外にもばらつきが大きいようです。(カタログ値は220g)
OGK KABUTO(オージーケーカブト) カーボン・ボトルケージ RC-12L [左抜き用] フルカーボン製
OGK KABUTO(オージーケーカブト) カーボン・ボトルケージ RC-12R [右抜き用] フルカーボン製
2個で47g。
添付品のネジが13gもあります。フレームに添付されているネジと重量差がどのくらいあるのか未測定。
「オージーケーカブト ビッグバルブボトル」も購入。
フロントライト(HL-EL540RC)、リアライト(TL-LD650)、サドルバッグ(オルトリーブ サドルバッグ M)、Edge 500J、ATLAS ASG-CM31SP、ベルを装着して、シェイクダウンのためにジテツウコースを走ります。
ヘッドパーツを交換した後のニローネはアベレージ25.9km/hでしたが、さてフェニックスならどのくらいの速くなるのでしょうか。
結果、26.4km/hでした。風の影響があり平均心拍数が158bpmまで高まっているため、単純な比較はできません。数回走ってみなければ分かりませんが、「明らかに速くなった!!」という印象はありません。今日のところは「下ハンで進みやすい」「荒れた路面でも気にせず踏める」といったところでしょうか。
チェレステカラーのニローネとは全く違う戦闘的な印象を受けるフェニックス。不死鳥のように私のモチベーションも蘇ると良いのですが。。。