2013年の中部200のコースデータは「距離: 205.05km 高度上昇値:2,963m」、2015年の中部200のコースデータは「距離:201.53km 獲得標高:2,871m」、これらと比較するために「距離:200km 獲得標高3000m」のコースを作ってフェニックスで走ってみることにしました。
奥三河ぐるっと200km
距離:204.4km
獲得標高:3042m
6時4分ごろに自宅をスタート。
8時25分、矢作ダム。
例の矢作ダムのところのガタガタ区間、ニローネの場合はまともに座って通過できず腰を浮かす必要がありますが、フェニックスなら座ったまま通過できます。我慢できる範疇ともいえます。
奥矢作の桜も昨日の雨で随分と散ってしまいましたが、それでもまだ十分に「花見」ができそうです。
林道という雰囲気がしますが、これでもいちおう国道です。ニローネで山間地を走り回っていたころは、このような道を好んで走ったものです。少し荒れた路面を走る場合は、「ニローネにグラベルキング26c」「フェニックスにグラベルキング23c」が同じくらいの印象。ただし、ニローネなら避けて通るようなギャップでもフェニックスならそのまま通過可能。
10時39分、道の駅「信州平谷」に到着。
このルート選んだ目的のひとつが「ニローネとフェニックスの所要時間を比較」です。
ニローネ 4時間56分
フェニックス 4時間35分
名古屋400の時は今日より途中で10分ほど多めに休憩を取っているため、実質11分差。これでは微妙すぎます。
所要時間にあまり差が出なかった理由の一つが「心拍数」です。要するに掛けた負荷です。
85km地点の平谷の交差点までの心拍数の推移を見ると分かります。
今日は無理をしないようにインナーギアを多用して、なるべく150bpmを超えないように抑えて走っています。
スタート~矢作ダム 143bpm ※序盤の3kmほど上手く拾えていません
矢作ダム~道の駅「平谷」 149bpm
名古屋400の時は序盤から参加者たちの速度が速すぎて、最下位になりたくないと無意識に反応してしまったのか、かなり無理しています。平坦区間でも向い風だったため、常に心拍数が高めになっていました。
スタート~矢作ダム 158bpm
矢作ダム~道の駅「平谷」 157bpm
風の影響が少なかった「矢作ダム~道の駅 平谷」の区間だけ比較すると、名古屋400の時は平均心拍数157bpmまで高めていたのにも関わらず、平均速度は17km/hでしたが、今日は平均心拍数149bpmで平均速度は18.2km/hです。楽に走ることができていますが、それでもこのペースでは遅すぎます。
2つめの目的「グルメを楽しむ時間を作ることができるのか」のために食事処をウロウロ。この道の駅の敷地内に3軒も食事処があって、例の「パワー丼」がどこにあるのか探すのに一苦労。大幅なタイムロスです。
これが、ブルベでグルメを楽しんでいる人たち定番の「パワー丼」です。ガツガツと食べると「うげっ」、大ショック。なんと「納豆」が入っている!! 私は納豆が大嫌いです。今さら取り除いても匂いとネバネバが残ってしまうので、玉子で誤魔化して食べ続けますが、完食するのも難儀です。次回は「納豆なし」で注文しよう。
さて、道の駅に30分ほど滞在した後は、再び上り続けます。
ニローネで反対側から上った「平谷峠」は途中で休憩を入れた非常にキツイ峠でした。今回は平谷からの短いアプローチということで気軽に行けるかと思っていましたが、膝を痛めてからは上りでのトルクが無くなり、ガシガシと上ることができません。「もっと速く上ることができるハズなのに…」と哀しいやら情けないやらでヘトヘトになりながら「平谷峠」に到着。
ニローネで「峠巡り」をしていた時のあの元気はどこに行ってしまったんだろう…。少し無理すると、膝に痛みが走るため、ただ、ただ、今は心身ともに苦痛に感じます。
今日は細かいタイムテーブルを作っていませんが、ざっくりと前半で6時間、後半で5時間を予定しています。「平谷峠」の下り区間で100kmになり、ちょうど6時間。今のところ予定通りです。
12時6分、道の駅「信州新野千石平」に到着。
グルメを探して「りんごのソフトクリーム」をいただきます。ここでの滞在時間は15分ほど。
名古屋400の時は疲労困憊で辿り着いた「新野峠」。今日は妙に交通量が多く、峠の手前のすれ違い困難の狭い道で観光バスが下ってきて、運転手がヘタなのか、こちらがガードレールにへばりついて停車しているのにも関わらず、バスは慎重に徐行しているとはいえ、バスの後輪はフェニックスのハンドルから10cmも離れていないところを通る。
私がコースを組めばこんな道を選ぶという典型です。時間帯かもしれませんが、この県道427号は車が全く通りません。路面もそこそこ荒れているため、まさにフェニックスの検証に相応しい道路ともいえます。ニローネからフェニックスに替えても絶対的な速度はあまり変わらなくても、このような道でも快適に走ることができ、そのことで疲労度軽減および最低限の速度ダウンで済むため、ジワジワとカーボンフレームの効果が出てくるかもしれません。
県道10号沿いの満開の桜。このままなら良いペースでゴールできるかもと思った矢先、なんと右膝に激痛が走る。痛みで回すのが辛い。。。
下り区間は重いギア比にしてゆっくり回し、上り区間はインナーローで左脚を駆使して上る。山の中ですからリタイアできません。
14時26分、設楽町のコンビニで休憩。2013年の名古屋300の時のPCです。予定ではここから残り50kmほどですが、最後の長い上り区間が待っています。
沿道の桜が少しばかりの癒しになり、途中で何度も小休憩を取りながら上り続けます。実際は約11kmほどですが、ともかく途方もなく長く感じる上りです。
新段戸トンネルを通過して、最後のおまけの上り区間を突破すると足助町の香嵐渓まで約13kmも豪快なダウンヒルが続きます。
16時29分、香嵐渓。予定というか見込みより30分遅れで進行中。
201km地点での所要時間は11時間20分。
パナモリORCならグルメ無しで11時間30分、ニローネならグルメありで11時間30分、それならばフェニックスならグルメありで11時間。このように想定していましたが、ニローネで走った場合と殆ど変らない結果となりました。
今回は130km地点で膝を痛めた理由も分かっていないため、機材云々よりもエンジンが心配です。
距離:207.67km
獲得標高:2,784m/2,800m
平均速度:21.3km/h
平均ケイデンス:77rpm
平均心拍数:141bpm