7月上旬の静岡遠征で挑戦した「ふじあざみライン」は雨と濃霧で無念のリタイアとなり、それ以来ずっと考えることは「ふじあざみライン」ばかりです。ともかく「ふじあざみライン」を攻略しなければ先へ進めない気がするため、再び挑戦することにしました。
せっかく静岡遠征をするのですから「ふじあざみライン」だけではなく、「富士山御殿場口」と「富士山スカイライン」もセットで攻略しようかと考え、「水ヶ塚公園」を起点にします。9時40分スタート。
県道23号(ここも富士山スカイライン)を快適に下って、国道138号を北上します。相変わらず「ふじあざみライン」のスタート地点に向かうだけでも疲れます。
いよいよ「ふじあざみライン」に挑みますが、既に汗だく状態でこの先も思いやられます。走りながら水分補給をしていくことになりますが、いちおう1km毎に一口ずつ補給しようかと…。
※上りながらの写真はありません。
ゴール~~~~~。走行タイムは激遅の2時間2分。我ながらむちゃくちゃ遅いとは思いますが、上りきったことに価値があります。ざっくりで1時間30分程度で上れるかと期待していましたが、サイクリングの時の平均登坂速度が600m程度の私が「標高差1200m」のヒルクライムをやれば単純に2時間掛かるのは当然ですね。距離とか斜度など関係なく、単純に「標高差」を「平均登坂速度」で割れば所要タイムが分かるというのは面白いものです。
で、ノンストップで上りきったのかと言うと、実は3回足を着きました。歩かずに漕ぎ続けて上りきったのは間違いないのですが、足を着いてしまったのは理由があります。それは下りの写真で説明します。
とりあえず、上りきったご褒美で「きのこうどん(900円)」をいただきます。
下りに備えてウインドブレーカーを着込みます(駐車係のオジさんに撮ってもらいました)。上っている間は汗だくですが、五合目は寒いくらいです。
ゴール直前の超激坂区間の下り側の車線は駐車場状態です。この中を堪えながら直進するのは辛かった。
「毒キノコに注意しましょう」の看板から斜度が緩やかになります。しかし、それはワナです。すぐに更なる超激坂区間が現れます。
「二合目」の看板からの区間も非常にキツイ。実はここで3回目の足着きでした。どうしても車が通るため、超激坂区間を直進するしかなく、ふら付いて落車しそうになります。
最大の難所の7~8.4km区間です。前回は雨天ということもあって交通量が少なく、蛇行走行で攻略できた区間です。しかし、今回は直進しているため、速度4~5km/h前後でフラフラしながら上っていますが、踏ん張りが効かず3km/h程度まで落ちると倒れそうになり、林側へふら付いて落車しそうになった時に無念の足着きでした。(2回)
この「馬返し」が中間地点になっていて、いよいよ「ふじあざみライン」の本性を現すのもここからです。
序盤のストレート区間の終わりはこの鳥の壁画です。ストレート区間の終盤は超激坂となっていて「なんじゃこりゃ」と叫びたくなりますが、そこを乗り越えて九十九折区間に入ると若干緩くなります。ここから「馬返し」までは、よくある激坂です。
このストレートでは快適なダウンヒルを楽しめます。ミニベロでも65km/hオーバーになります。つまり、それを上るのですから、序盤から尋常ではないヒルクライムコースということになります。
「足着き3回」というちょっと残念な「ふじあざみライン」でした。交通量が激減する期間にチャレンジすればノンストップで上れる可能性は99%かもと思えましたが、「しばらくいいや」というのが正直な感想です。
コンビニでクールダウンタイムです。五合目とは気温が随分違うようで、下りきったら再び滝汗状態。
「富士山御殿場口」を目指して県道23号(富士山スカイライン)をひたすら上りますが、タイム計測はやめました。実は「ふじあざみライン」を上っている途中で、腹が痛くなってトルクが掛からないのです。ヒルクライムで限界ギリギリに近いところまで頑張ると腹が痛くなる兆候があるので、そろそろムリが効かなくなってきたのでしょうか。腹痛と暑さのため、2km走る度に休憩を取りますが、ボトルが2本ともカラになってしまい、さらにツライ状態になってしまいました。残念なことに自販機が全くありません…
「富士山御殿場口」への分岐点にようやく到着。1.5kmのヒルクライムスタートですが、予想外の激坂で、まさに最後の“もがき”です。
もういっぱいいっぱい状態でゴール。さっそく自販機を探しますが、なんとここも「富士山価格」ですよ。
16時50分、腹痛に耐えながらなんとか「水ヶ塚公園」に戻ってきました。当然ながら「富士山富士宮口(富士山スカイライン)」ヒルクライムは中止です。
本日の走行距離は64kmでした。(獲得2334m)
本日のコース