三河ヒルクライム3本立て

そろそろヒルクライム県外遠征の時期になってきました。そこで「サイクリングの途中でヒルクライムを楽しむ」場合の現時点での「平均登板距離」を把握するためにベンチマークをすることにしました。「三河湾スカイライン」「本宮山ヒルクライム」「きららの森ヒルクライム」を楽しみながらの山間地ロングライドです。

本日のコース

標高が「ホップ、ステップ、ジャンプ」のように高くなっていますね。


最近疲れ気味だからヒルクライムをやめて「潮風ラン」のロングライドにしようかなと考えながらも、いつもの三連水車に到着。今シーズンの「ヒルクライム遠征」の前の最終確認を兼ねて、やはり三河エリアのヒルクライムで現時点のサイクリングレベルのタイムを把握しておくべきでしょう。


ということで、「三河湾スカイライン」の西口に到着。途中で「落車」というトラブルがあったため、体のあちこちが痛みますが、ここまで来たら上ります。(時刻は7時55分)


えっちらおっちら上ってゴール。今日は心拍数を「サイクリング」レベルに抑えて上っているため、タイムは30分9秒でした。昨年同様に「ヒルクライム遠征」といっても“ヒルクライムだけ”というわけではないため、あくまでもサイクリングの途中でヒルクライムを楽しむ場合を想定して今日は走っています。

「三河湾スカイライン」の勾配データと心拍数です。

前半パートは勾配の変化が大きいことが分かりますね。サイクリングの場合は、ムリせず脚を休めることも大切です。きつめの勾配が続く後半パートも心拍数160前後で上りました。


蒲郡市の風景を眺めながら東へ東へと走ります。今日は小休憩のみで走り続けるため、サドルバッグに携帯補給品を大量に入れています。


「本宮山ヒルクライム」のスタート地点に到着(時刻は10時13分)。ここに来て何故か風が強く吹き始めました。朝のニュース番組では「穏やかな天候」って言っていたのに嘘つき。「上り+向い風」だとツライ…。


中間地点の和田の交差点に到着。今日は「タイムアタック」ではないので、ここでコーヒータイムとします。いちおうタイムは29分52秒でしたので、シミュレーション通りの結果となりました。計算上では「前半30分、後半24分」となっています。前半パートの場合は、心拍数を170前後まで高めて走っても1分くらいしか変わらないので、山間地ロングライドの場合は先を考えて“さじ加減”が大切です。

「本宮山ヒルクライム 前半パート」の勾配データと心拍数です。

ゴール間際に心拍数が高まっているのは「スプリント」をやったからです。たまにはハイケイデンスクライムをやっておかないと体が忘れてしまうので。


後半パートは“ギア比”の関係で、ある程度はムリをしなければ上れませんが、今日はダンシングを温存して上ってみます。そしてラストのキツイ区間はダンシングで突破。タイムは24分13秒でした。前半、後半共に途中でタイムを確認することもなく上った割には“計算通り”の結果となったため、現時点でのサイクリングレベルの平均登板距離は約777m/hということになります。昨シーズンのアンティーコの時は「約600m/h」でしたので、道具が違うとはいえ、まあまあ上れるようになったようです。

「本宮山ヒルクライム 後半パート」の勾配データと心拍数です。

走るたびに「後半は非常にキツイ」と感じるのですが、データを見る限りは実走の印象とは結構違うものです。勾配のデータを見る限り「それほど大したこと無いのでは?」と思えますね。なんでだろ。結局のところ“ギア比”なんでしょうね。勾配10%区間でも80rpmで回せるギア比にすれば、もっと楽に上れるのかも。


道の駅で小休憩後、お気に入りの「県道435号&県道436号」を走ります。ここは緩い下りがひたすら続くため、ヒルクライム後の筋肉ほぐしにちょうど良い…。ハズでしたが、本宮山をムリにシッティングで上った影響なのか、体の筋力が大幅にダウン中。途中で10分ほど横になると多少は回復するが、精神的に「できればギブアップしたい」という雰囲気。でもここでギブアップしても自宅までかなり距離があります。


ヘロヘロになりながらも「きららの森ヒルクライム」のスタート地点に到着(時刻は13時31分)。ここまで来たら上るしかないでしょう。


その前に「水」を補充しておくことにしました。「きららの森」には自販機がありません。ゴール後の段戸湖にも無いので、スタート前に水の確保は必須です。


ここを上るのは3回目でしたが、精神的なものなのか相変わらずキツイです。前半のキツイ区間が終わるとサイクリング気分の緩やかな区間が続き、再びキツイ区間に突入すると「これってどこまで続くんだ」と終わりが全く見えない「森」の中を延々と上り続けます。正直言って「休憩してもいいじゃん」と割り切りたいところですが、いちおうベンチマークですからノンストップで走り続け、ようやくゴール。タイムは55分13秒でした。前回が58分11秒でしたので、「デュラのホイールの恩恵」と「ヒルクライム3本目ということでムリができず」で約3分の短縮となりました。「きららの森ヒルクライム」単発なら約52分になるハズです。

「きららの森ヒルクライム」の勾配データと心拍数です。

愛知県民で神奈川の「ヤビツ峠」を狙っている人は「きららの森ヒルクライム」をやっておくことをお勧めします。実走した感じでは両者はとても似ていますよ。


段戸湖を眺めながら休憩タイム。「山間地200km超え」を狙って矢作ダム経由で帰宅するか、ムリをせず「大多賀峠」から足助まで下って帰宅するのか、時刻は14時40分、矢作ダム経由でも時間的にはなんとかなりそうだけど、体力的に限界に近い。ここにきて「最近疲れ気味だから」が現実的なものとなり、「山間地200km超え」を諦めることに。さすがに山奥と言うことあって気温が10℃前後、寒気もしてきました。

「大多賀峠」手前の勾配7%の上り区間1.2kmを除けば、足助までひたすら下りです。大多賀峠から足助のコンビニまで約15km、とにかく下ります。あの「段戸山ヒルクライム」のコースは上るのは大変ですが、下りは非常に快適ですよ。足助のコンビニで、非常に遅い昼食タイム。本宮山ヒルクライムのスタート地点の手前から足助までの区間の約90km、コンビニはありません。

本日一日分の勾配データと心拍数です。

サイクリングらしく、ものの見事に勾配と心拍数が連動していますね。これがヒルクライムありの山間地ロングライドのノウハウです…。

午前6時10分出発、午後5時10分帰宅。走行距離は約191km(獲得標高:2744m)でした(アベレージは22.8km/h)。

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