富士スバルラインと富士四湖巡り

「静岡・神奈川・山梨」遠征の最終日は、「Mt.富士ヒルクライム」という一大祭りが終わり静けさ漂う「富士スバルライン」をのんびり観光気分で上ります。そして午後からは富士四湖(河口湖・西湖・精進湖・本栖湖)を巡るサイクリングを楽しみます。

本日のコース


河口湖の道の駅「かつやま」を起点に今日は走ります。さすがに6月の月曜日ということもあってか、とても静かです。

車で通ってきた道を戻るようにスバルラインの入り口を目指して進み、タイム計測のスタート地点が不明だったため、料金所よりかなり手前から計測スタート。


だいたいこの辺りでスタートボタンを押しました。


序盤は緩い上りと思い込んでいましたが、思いのほか筋力を消耗してしまいます。遠征4日目、さらにヒルクライムの連投ということあって、筋力が思っていた以上に失われています。当初のシミュレーションでは「12-23Tが最適だ」という結論に達していましたが、連投ということもあり今日は完走目的ですから「11-28T」を使用しています。


9時26分。料金所のおじさんと少し会話。すでに6台ほどの自転車が5合目を目指しているらしい。「昨日は出たの?」と聞かれたので「来年でます。その練習で来ました」と返事。(今日は同じ質問を4人から受けました)

料金所を過ぎるとこれが結構キツイ上りが続きます。遠征の初日ならばそれほど苦労することも無いのでしょうが、「スバルラインなんて楽勝でしょ」と気軽に考えて最終日に持ってきたので、普通なら「ヒルクライムにしては緩い坂」というレベルでも今日は「うへっキツイじゃん」と嘆きたくなります。


9時51分。一合目。なぜか中国人のグループがハイキングしています。スバルラインって徒歩OKなんでしょうか?


10時6分。二合目。お揃いのチームジャージの人たちが小休憩中。今日走る人は「とりあえず上ってみようか」という雰囲気の人たちでしょうから、途中途中で休憩しながら上るのかもしれませんね。(ゴールまでに7台追い抜いたことになりました)


雲に覆われていた区間を突破すると青空が見えてきました。やはりヒルクライムは青空の下で楽しみたいものですね。


10時24分。三合目。「ようやく三合目か~」という雰囲気。思っていたより進みませんね。風景があまり変わらないという点がツライ。


10時50分。四合目。「五合目まで○○○○m」という看板が頻繁に現れますが、「うへっまだそんなにあるのか」と逆に落ち込みます。


勾配が緩くなってくれば、景色を楽しむ余裕も出てきます。あの辺が富士山の頂上かな。


トンネルが見えてくると平坦区間突入で、いわゆるスプリント区間です。アウターに入れてガシガシ回す………なのですが、速度が出ません。もう筋力が残っていないようです。ムリに速度を高めようと悪あがきしたことで、最後の最後の急坂区間はヘロヘロのフラフラ状態。


11時18分。そしてついに五合目に到着。時間は掛かりましたが、今日の所はノンストップで上ったことに意義があります。サイクリング気分で上っていた人たちは皆さん途中で休憩していたし…


「富士スバルライン」 タイム02:08:58 距離27.72km 高度上昇値1417m 平均心拍145bpm 最高心拍157bmp

平均心拍が145ですから、ほんと“まったり”ヒルクライムですね。このような心拍数でもスバルラインを上ることができます。料金所から五合目までのタイムは約112分ですので、サイクリングとしては、まあまあのタイムでしょうか。


記念写真を撮った後、汗だくになったジャージを着替えて、しばらくウロウロしてみましたが、特に観光するようなものはないようで、上った記念に「噴火カレー サラダ付き(980円)」を食べてみました。標高が高いと米を上手く炊くことができないのか、変な感じでした。キャンプの時に飯盒炊爨(はんごうすいさん)で失敗したような感じ。ネタですから良いけど。気が付けばゴールしてから既に1時間経過していました。


スバルラインは路面状態が良いので快適に下ることができます。しかし、速度を出してブレーキングというのも疲れるので、下りものんびり走りますが、とにかく28kmほどひたすら下るため途中で飽きてきます。

午後からは富士四湖(河口湖・西湖・精進湖・本栖湖)を巡ります。


まずは河口湖です。あいにくの曇り空のため「逆さ富士」どころか富士山そのものを見ることができませんね。残念。


何やら河口湖には七福神巡りのハイキングコースがあるらしい。

「午後はずっと平坦」と思い込んでいましたが、河口湖から西湖へはちょっとした上り区間になっていて、もう上る力が残っていません。ちょっとした上りすらツライ。


西湖はとても静かな湖です。訪れる観光客も少ないかも。


湖畔道路も寂れた感じがしてサイクリング向きかもしれません。


精進湖。


そして折り返し地点の本栖湖に到着。富士山を見ることができないので、有名なビューポイントにはいきません。


その代わりに「ソフトクリーム」。4連投の最終日だからこそ疲れ気味ですが、今日の「富士スバルライン+四湖巡り」とお勧めコースですよ。ちょうど午前と午後で分けて走ることができると思います。ヒルクライムで疲れた後は湖畔道路をのんびり優雅に走ると気持ち良いですよ。


さて、道の駅に戻りますか。のんびり走っていると晴れ間が出てきて富士山が顔を出してくれました。なんだか富士山に「お疲れさん」と言われているような気がします。


無事、道の駅に戻ってきました。

暴風雨で「富士山スカイライン」を諦めたことは心残りですが、とても充実した日々を送ることができた「静岡・神奈川・山梨」遠征でした。

本日の走行距離は111km、獲得標高は1871mでした。(ルートラボ)

四日間の累計は走行距離が383km、獲得標高が7695mでした。



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