三重県の峠巡りの今回のターゲットは「鈴鹿スカイライン」「石榑峠」「鈴鹿峠」の三箇所ですが、鈴鹿スカイラインは未だに通行止めとなっているため、秋に訪問した時のように「行けるところまで」となります。石榑峠は酷道で有名な旧道を走る予定ですが通行可能なのか不明。そして、鈴鹿峠の本当の峠は旧道らしいので現地で探索することになります。
※2011年11月1日、鈴鹿スカイラインが開通しました
本日のコース
家族の都合で四日市市にやってきたため、「霞ヶ浦緑地公園」を起点にぐるっと回ります。
7時20分、霞ヶ浦緑地公園をスタート。まずは国道477号を西へ西へと進みます。
鈴鹿スカイラインを上る前に、道の駅「菰野ふるさと館」でトイレ休憩&補給タイム。さらに缶コーヒーで糖分も補給しておきます。
立ちはだかる鈴鹿山脈。あの山に挑みますが、やたらと「通行止め」の看板が設置されています。「鈴鹿スカイライン」が通行止めというのは非常に不便であることが、この辺りの山を走ってみて初めて分かります。
湯の山温泉へ向かう県道との分岐点を「鈴鹿スカイライン ヒルクライム」のタイム計測のスタートとしましたが、いきなり良い感じのヒルクライムとなっています。
汗が止まることなく流れ続け、なんとかゲートに到着。さてここからどこまで今日はいけるのだろうかとゲートを通過した直後………。工事のオジさんからダメダメサインが出された。工事中だからここから先は自転車も進入禁止らしい。「秋は行けたのに…」と少し抵抗すると「たまたま工事が休みだったんだろう。とにかく工事中だからダメ」と強行突破は許されない。残念無念。
ということで、ゲートまでの走行タイムは「33分10秒」でした。(距離5.69km、高度上昇値417m、平均心拍154bpm、平均ケイデンス64rpm)
勾配データ
「石榑峠」へ向かう交差点に到着。上り始める前にサドル位置を修正。低ケイデンスでトルクが掛かりやすいようにサドルを一番前にして、さらに5mm下げました。さて「石榑峠ヒルクライム」スタートです。
前回うっかり通ってしまった「石榑トンネル」です。旧道が完全通行止めなら再びトンネルを通ることになりますが、このトンネルは二度と通りたくないです。気持ちを落ち着かせるために補給タイム。
トンネルまでの勾配データ
旧道を上り始めると頑丈そうなバリケード出現。左端にスペースがあるので、歩行者と自転車は通ることができます。(今のところは)
当然ながら「車」は一台も走っていないため貸切状態でヒルクライムを楽しめます。わざわざ自転車でここを通る人もいないかも。
これが噂の「2mゲート」ですか…。すごいものがありますね。以前は、このゲートをすんなり通ることができる車のみ通行可能だったらしいですが、この先を進んでみるとその基準が甘いことが分かります。まともに走れるのは軽トラックだけでしょうね。
いきなり超激坂出現。これを見ると燃えますね~。と上り始めましたが、すぐにやめました。あまりにも路面状態が悪いため、落車率100%ですよ。ブロックタイヤのマウンテンバイクなら走れると思いますが、ロードで上るのはやめておきましょう。ここから頂上までの約800mはハイキングしました。
旧道の勾配データ
頂上に到着すると滋賀県側のゲートがあります。ここも自転車なら通ることができます。三重県側と違って滋賀県側は道路が整備されているため、ヒルクライムコースとして十分に楽しめそうです。頂上からひたすら下り続けますが、旧道ゆえに道幅が狭いため慎重に下ります。
道幅が広くなるとサイクリング向きの良い感じの雰囲気の中をまったりと走ることができます。
永源寺ダム
今日も一日分の携帯補給品があるためコンビニ休憩無しのつもりでしたが、暑さには耐えられず峠越え後の最初のコンビニに緊急ピットイン。時刻は12時5分。ここで鈴鹿峠までの距離を検索してみると、なんと約40kmもあるではないか…。うーん、やはり鈴鹿スカイラインが通行止めというのはツライ。
単なる移動というのは飽きてきますが、ようやく国道一号までやってきました。それにしても暑い。愛知県よりはマシだけど…。
道の駅「あいの土山」でカキ氷タイム。体を内側から冷やすとなんだか心身ともにパワーが戻ってくるような気がします。
鈴鹿峠目指して快調に走り続けると、トンネルを通り………。あれれ下り始めているではないか。あちこちきょろきょろしながら下ると旧道みたいなものが見えたので、近づいてみると、やはり通り過ぎていたようです。うーん分からなかったなぁ。ここから600mほど旧道を戻れば良いのか。
こんな寂しい道路を走りますが、すぐに「道路」はなくなり、登山道みたいなハイキングコースになってしまいました。自転車を抱えながら登山道をえっちらおっちら突き進むと…
ありました。これが「鈴鹿峠」だそうです。なんかもっとそれっぽい石碑でもあるのかと期待したのにガッカリ。
階段を下るのも嫌だから平坦になっている西方面へ歩いていくと、いったい誰が見るのだろうかと言いたくなるオブジェが設置されていました。しばらくいくと路面が舗装されて下り始めました。そのままいくと、なんとトンネルの入り口のところに出た。これは分かりませんよ。片側二車線の右側車線のところに旧道へ上る入り口があるのですからね。
ここからはひたすら下ります。亀山ICをすぎると「亀山バイパス」となっていましたが、自転車通行禁止というわけではないので、快適な道路をひたすら走ります。若干の追い風ということもあって、35~37km/hで巡航可能。
「このまま走れば後1時間でゴールかな」という目処が立った時点で最後の補給タイム。走行後すぐに「たんぱく質」の補給がしたくても今日は不可能ですので、この時点で牛乳で補給しておくことにしました。ついでにいろいろと。
再び国道1号を走り続けると、いつの間にか国道25号になり、なぜか国道23号になってしまいました。ほんと国道23号は走りたくない嫌な道路です。今日は仕方なく走りますが、自転車通行禁止区間があり、ゴールまで残り7kmからが結構時間が掛かった。
16時25分、霞ヶ浦緑地公園に戻ってきました。事前に走行距離を調べずに走った割には、だいたい予定通りに戻ってくることができました。
タイム : 06:41:14
距離 : 156.42km
高度上昇値 : 1,889m
カロリー :2,984kcal
平均スピード : 23.4km/h ※ハイキング(3~4km/h)含む
平均心拍 : 137bpm
平均バイクケイデンス : 78rpm ※ハイキング(0rpm)含む