ブロンプトンで奈良県側から上った暗峠を大阪府側からキャスパーで上ってみることにしましたが、暗峠だけでは走行距離が短すぎるため、大阪のロード乗りに有名な「金剛山」と「水越峠」にも上ります。
本日のコース
メインイベントの「暗峠」に近い「道の駅 大和路へぐり」を起点にぐるっと回るルート設定です。
自宅を5時スタート。伊勢湾岸道は順調に進みましたが、東名阪道が事故渋滞でタイムロス。名阪国道を走る頃には眠気が襲ってきたため「針TRS」で小休憩。そして西名阪自動車道を進み、7時40分過ぎ、ようやく道の駅「大和路へぐり」に到着。思っていたよりは時間が掛かりました。すでに暑さを感じる中、8時スタート。
土曜日でも朝から交通量が多いため、少しでものんびり走るために川沿いの道路を走ってみましたが、この快適な道路もあっと言う間に終点。その後は国道25号、国道168号をひたすら南下しましたが、いつの間にか国道166号に合流していて東方面へ…。ソニーのナビでルート検索して生活道路をあちこち通りながら県道30号に合流。
「水越峠」へ向かう国道309号ですが、途中で旧道に入ります。
旧道らしき怪しい激坂があったのでさっそく上ってみましたが、実はハズレでした。突き進むと再び国道に戻ってしまい。100mほど進むと旧道への標識がありました。
「水越峠」へ向かう旧道は山岳サイクリングという雰囲気。日差しが強くて汗が流れ続けます。
10時4分、水越峠に到着。峠周辺には登山客の車が数多く路上駐車しているので、かなりジャマです。コースマップ
あまりにも暑いため、金剛山ヒルクライムな突入する前に道の駅「ちはやあかさか」に立ち寄ってみましたが、「えっ?! これが道の駅?」という雰囲気。まるで田舎の雑貨屋。とりあえずクーリングタイム。
10時55分、ようやく「金剛山ヒルクライム」のスタートです。既に予定より30分遅れですが、暑さのため気合が全く入りません。
だらだらと続く上りに「こんなところ夏場に来るものじゃないなぁ」と後悔しつつ、滝汗で上っていると「写楽さん!」と呼ばれた!? あー、ひろさんです。私が関西遠征するってツイッターでつぶやいていたら、「金剛山の麓でハイタッチしましょう」ということでしたが、あまりにも私の到着が遅くて既に上り終わって下っている最中のようでした。機材のお話をしてハイタッチ!。ひろさんは背が高いので、使用するアルミのロードバイクもちょっと重めになってしまうようです。持ち上げてみるとクロモリのアンティーコと同じくらいかなぁ。来月も関西遠征をするので、その時はいっしょに峠巡りをしましょう。
金剛山ヒルクライムのルートは複数ありますが、今回のルートは「距離7km、獲得標高437m、平均斜度6.8%」となっています。ヒルクライムとしては、難易度はそれほど高くないため、タイムさえ狙わなければ苦労はしないのですが、あまりにも暑いため、途中でギブアップ。小屋付きの自販機(割高価格)があったので小休憩。再びロープウェイ乗り場を目指して進むとなぜか駐車場? まさかねという激坂を突き進むのが正解でしたが、尋常ではない激坂です。躊躇うことなくインナーギアを使用。勾配16%を軽く超えていますよ~
11時50分、ようやく金剛山ヒルクライム完了です。
勾配データ
最後のドッカンとくる激坂を除けばロードで上ると気持ち良いかも。マウンテンだと重量と言うハンディがキツイ。
さて暗峠へ向かいますが、脚に力が入らないため予定の広域農道と県道を使うルートを諦め、麓までガッーと下り幹線道路をひたすら北上。ところが市街地の気温はさらに高く、湿気も多いのか、走るのが嫌になってきます。携帯補給品だけでは気分が滅入るため緊急ピットイン。
ここが「暗峠」の入り口ですが、一方通行ということもあってか、こんな狭い道路から車が勢いよく出てきます。自転車通行可ですが、ここからのアタックを諦めます。
ここが車で向かうときの入り口ですが、思っていたよりも車が来ますね。日陰で再び休憩タイム。
迂回路かと思ったら、あっと言う間に超激坂に突入。ふらふらと上っていては車とのすれ違いが難しいため、いちいち自転車から降りる必要があります。クリートを外せなければ落車するし、運が悪ければ車に轢かれますよ。命がけの激坂遊びですなぁ。
最初からノンストップで上れるとは思っていないので、ところどころで小休憩。いきなり最初の公園のところで水分補給。そして次の空き地のところで小休憩。ところがこの短い区間で心拍数が180を超える事態が発生。車のすれ違いが怖いし、まあこんな状況じゃとてもムリ。ということで早々とギブアップ。
この溝を越えるのがやっかいなのです。バランスをとってサクッと乗り越える必要があるのですが、その時にかなり負荷が掛かります。車が通れば自転車から下りて道を譲り、そして超激坂をリスタートなんてもう大変すぎます。
いつまでも続く激坂。道幅が広くなっても、頑張って漕いで上ろうなんていう気力はありません。少しでも歩いてしまったら「白旗」ですから。
というわけで、ひたすらハイキングです。でも自転車を“押し上げる”ハイキングだと心拍数が150を超える。
このコンクリートにも見飽きましたよ。それにしてもこんな酷道をなんで車がたくさん通るんだろう。
有名な分岐点。左の細い道路が正解。これでも「国道」ですからね。日本一の「酷道」であることは間違いない。
今回もハイキングになってしまった暗峠でした。
勾配データ
この勾配ならキャスパーを使えば楽勝のハズでしたが、これほど「車」が通るとは予想外でした。
峠を越えて奈良側でクーリングタイム。滝汗のハイキングにソフトクリームは最高のご馳走ですよ。
ゴールの道の駅を目指して奈良側を下ります。こちらも激坂ですが、楽しく上るなら奈良側かな。大阪側はとっても危険。なお奈良側の国道308号は現在工事中になっていて、途中から通行止めになっています。
午後5時、本日の宿にチェックイン。
距離 : 97.17km
高度上昇値 : 1,576m
カロリー : 2,264kcal
平均スピード : 18.3km/h ※暗峠ハイキング含む
平均心拍 : 138bpm
平均バイクケイデンス : 78rpm ※暗峠ハイキング(0rpm)含む