激坂遊びファイナル「激坂四天王との闘い」

昨シーズン中にミニベロのアンティーコを使って、愛知県の「激坂」を全て制覇しましたが、それは激坂を制覇するために仕上げたアンティーコだから当然の結果かもしれません。今シーズンの目標として改めてロードで激坂を制覇することにしていますが、そろそろ激坂遊びにも飽きてきたため、ビアンキニローネで愛知県の激坂トップ4を半日で全て走ることにしました。

本日のコース

このルートで走れば効率よく激坂四天王の「千人塚」「村積山」「足助の赤鳥居」「足助城」に挑戦することができます。

本日の標高

順番としては最初のターゲットを「足助の赤鳥居」にします。この激坂すら上ることができないようでは「千人塚」に挑戦する権利はありません。「千人塚」を攻略後に「足助城」となりますが、これは“頑張れば”「千人塚」だけなら上ることはできてしまうため、「千人塚」を上っても余力があるのか確かめるためです。そして最後に一番の難所である「村積山」に挑戦。ここで失敗すると再び「足助の赤鳥居」からやり直すことになってしまうため、最後に“頑張りポイント”を持ってきます。


足助八幡宮で必勝祈願「闘いに勝てますように…」


激坂四天王の風神「足助の赤鳥居」との闘い


闘い完了。

距離1.46km
高度上昇値 : 165m
タイム11分13秒

「足助の赤鳥居」の勾配データ

序盤の激坂区間のラストが一番キツイ。


序盤の激坂区間を突破しても、シッティングで上れないため、ひたすらダンシングで上り続けました。


序盤の激坂区間の難関は排水溝と最後の上りきる瞬間です。

この後は、筋力と心肺を回復させながら国道153号を上り続けます。


激坂四天王の魔王「千人塚」との闘い


闘い完了。

距離2.30km
高度上昇値 : 230m
タイム18分29秒

「千人塚」の勾配データ

3つ目の激坂コーナーからが本当の激坂区間。

何度も通えば分かってきますが千人塚の最大の攻略ポイントは「頑張らないこと」です。前半の民家がある区間はひたすら筋力&心肺を温存します。


激坂区間に突入したことが分かる直線区間。ここもムリせずに“えっちらおっちらダンシング”で上り続けます。ここなら蛇行走行も可能です。


最初の激坂コーナーは何も考えずにサクッと回ります。「うげっ大変!」なんて思うと疲れるだけです。ここを過ぎればしばらく緩やかになるためシッティングで心肺を休めます。


二つ目の激坂コーナーを上から見るとジェットコースターのような雰囲気。ここはアウト側に寄って気合一発「エイ、ヤー」で回ります。


三つ目の激坂コーナーですが、ある程度走っている人ならば、このコーナーまでは辿りつけると思います。ここまで辿り着けなければ「足助の赤鳥居」と「足助城」もムリでしょうね。この激坂コーナーを回るのも難しくありません。「千人塚」が“愛知県トップ1の激坂”と言われている理由は、この先にあるのです。


三つ目の激坂コーナーから先が“試練”の場となっています。最大の攻略ポイントの「頑張らないこと」というのは、最終局面まで筋力&心肺に負荷を掛けずに温存しておくことです。そのことで、“返り討ち”に遭うこともなく意外にもあっさり上りきることができます。

過去3回はミニベロのアンティーコで完走していますが、ノーマルクランクの1回目と3回目は上りきった後に10分ほど体が動かずに倒れていました。コンパクトクランクで挑んだ2回目はそれほど疲れることはなく平気でした。つまりは「頑張る必要は無い」と開き直ることが大切です。

ロードでも「千人塚」をすんなり上れたので、アンティーコの出番は無くなってしまいました。


激坂四天王の雷神「足助城」との闘い


闘い完了。シッティングで上ることができると思っていましたが、ひたすらダンシングでした。

距離1.04km
高度上昇値 : 124m
タイム8分49秒

「足助城」の勾配データ

データを見ると実走の感覚よりはキツイようです。


時刻は11時20分、最後の闘いに備えて補給タイム。


激坂四天王の山神「村積山」との闘い


闘い完了。今回も精神的に負けそうなところをなんとか踏ん張って勝利。ここだけはどうしても「負けてもいいか」と一瞬だけ精神的な弱さが出てしまいます。

距離1.39km
高度上昇値 : 118m
タイム10分9秒

「村積山」の勾配データ

2つ目の激坂区間の終盤が精神的に非常にキツイ


一つ目の激坂区間は路面状態が良いため、ダンシングで蛇行すればなんとかなりますが、二つ目はあまりにも路面状態が悪いため蛇行走行ができません。


車両が入ってこない道路のため、路面にコケが生えています。つまりダンシングで上ると、“ズルッ”と突然滑って落車の恐怖感との闘いとなるのです。


コーナーの10mくらい手前が心身ともに一番キツイです。毎回ここで「負けちゃおうかな」と弱気が出てきますが、目の前に“救い”のコーナーが見えているので、ここが本日最大の“頑張りポイント”で全てを出し切ります。コーナーまで辿りつけば、転ばないようにアウト側をゆっくりと回ります。その後は、しばらく平坦区間を進み、最後は気合一発で駆け上りゴール。

以上、なんとか愛知県の「激坂四天王」を半日でまとめて倒すことができました。「今シーズンはロードで」という目標を達成したので、「激坂遊び」はこれにて卒業です。もともと「峠巡り」の途中で激坂に出逢ってしまい大変な思いを強いられ、その対策のために「激坂遊び」を始めたわけです。激坂四天王をロードで上ることができるのならば、これからは峠巡りで現れる激坂も対応可能です。

距離 : 100.2km
高度上昇値 : 1,427m
カロリー : 2,116kcal
平均スピード : 20.9km/h
平均心拍 : 141bpm

6時50分スタート、13時20分ゴール。



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