大分遠征は寒さとの闘いでした

九州編の第二弾として「大分遠征」を3泊4日で楽しんできました。「ブロンプトンで日本全国制覇」については走行ルートの順番の縛りを無くしたことで“季節”に適したコース設定ができます。そこで、紅葉には少しばかりタイミングが遅くなりましたが、メイプル耶馬サイクリングロードを走りながら秋の耶馬溪を堪能することが今回の遠征の主たる目的となりました。

「耶馬溪」を中心にその前後のルートをどのようにすれば良いのかが課題で、さらに「走行ルートを接続する」という自分ルールを守るためにどうしたらいいのか。そして後々のことも考慮する必要もあり…

そこで考えたルートが「大分空港→由布院→日田→耶馬溪→中津→大分→佐賀関→松山空港」でした。大分空港から由布院までの区間は高速バスが使えます。将来的には「やまなみハイウェイ」との接続があるため、今回のスタート地点を由布院にすることで効率がよくなります。そしてゴール地点を松山空港にすることで、前回の四国遠征のルートと接続できます。

当初のスケジュールでは「佐賀関~三崎」のフェリーの時間を「10時発」にしていましたが、これに乗船する場合は佐賀関の先端まで行くことができないため「11時発」に変更しました。このことで後半の割り当てが1時間短縮させる必要が発生したため、三崎から松山空港までの約100kmを自走することが不可能になります。そこで前回の四国遠征で立ち寄った大洲市を暫定ゴールとして、伊予大洲駅から松山駅までJRで移動。松山駅から松山空港まで自走としました。

初日

中部国際空港でブロンプトンを預ける時にパンク修理セットのゴム糊を没収されたのが波乱の大分遠征の始まり。

愛知県を出発時点では雨の心配は無かったのに大分県到着時点でザザ降り状態。高速バスで由布院へ移動後も相変わらず雨は降り続け、少しばかりの湯布院観光。九酔渓へ向って走り始めると20分ほどで雨が止んだものの、気温がいっきに下がり始め、なんと5℃。

そして九重夢の大吊橋では驚きの0℃。もう寒くて寒くて…


気温の推移

二日目は北九州の剛脚カレーパンマンさんのガイドでグルメポタ&メイプル耶馬サイクリングロードを堪能。

序盤は日田市内をぶらぶらしながら3件ほどグルメスポットを巡回。その後はソニーのナビに従ってプチ激坂ヒルクライム。そして耶馬渓へ向うルートを国道ではなく県道を使ってヒルクライム(寒いのに汗だくになりながら)。頂上のキャンプ場を過ぎると、あとは下り基調のため楽々サイクリングのハズでしたが…。しばらく走ると原因不明のトラブル発生。チェーンがプーリーとスプロケットの間で分けが分からない状態になってしまいました。カレーパンマンさんと悪戦苦闘しながらなんとか復旧。

道の駅での昼食タイム後、走り始めようとすると耐えられないほどの寒気が襲ってきて、なんと気温が3℃…

中津市内に近づくにつれ、雨が本降り状態になり、楽しい&苦しいサイクリングとなりました。福岡県は「雨」の予報で、大分は「曇り時々晴れ」の予報でしたが、大分北部は福岡の影響を受けたようです。


気温の推移

三日目

ホテルをチェックアウトして、「さて今日も張り切っていきますか~」とブロンプトンの後ろ三角をくるっと回転させると、ベタッといつもとは違う音が………

なんとパンクしていました。どうやら昨日の雨中走行でパンクしたようですが、チューブをチェックしてもどこがパンクしているのか分かりません。まさにスローパンクチャー状態。

予報では今日こそは天気が良いはずですが、時間の経過とともに冬空の気配も漂ってきて相変わらず寒い。豊後高田市のホームセンターに立ち寄って、パンク修理セットとヘッドライトを購入。昨日の雨中走行が原因なのかヘッドライトが壊れてしまいました。

山越えをして「熊野磨崖仏」に到着すると、なんと雨。

峠を越えて下り始めると驚くことに晴れています。国東半島の北側と南側では天候が全く違います。北側は福岡県、南側は大分県の天気予報そのものでした。序盤のパンク修理、豊後高田市内での買物に費やした計1時間30分を挽回するために苦戦した三日目となりました。


気温の推移

四日目

最終日になって、ようやく晴天のサイクリングとなりました。府内城跡に立ち寄った後に護国神社に立ち寄ってみました。昨夜のニュースで護国神社のことを取り上げていたため、急きょ立ち寄ることにしました(詳細は走行レポートに掲載予定)

“関あじ関さば”のランチでも食べようかと順調に佐賀関まで走り、地図を見る限りは時間に余裕があるハズと佐賀関の先端まで行ってみると…

結局、フェリー乗り場に戻ってきたのが10時40分、“関あじ関さば”を諦めることになりました。

大分の佐賀関と愛媛の三崎を結ぶ「国道九四フェリー」を使わなくても、大分から愛媛に渡るフェリーは他にも3本あります。あえて「佐賀関~三崎」のフェリーを使う理由は「自走できる場合はショートカットしない」という自分ルールを守るためです。

四国に上陸すると、どんよりとした空模様で、午前中の青空はいったいどこに行ってしまったのでしょうか。海を渡るだけでこれほど天気が変わるとは予想すらしていませんでした。さらに佐田岬半島の道路は山の尾根をひたすら走るため、ブロンプトンでは結構キツイ。

15時50分、伊予大洲駅に到着するも疲労困憊状態。売店で菓子パンを2個購入してようやく昼食タイム。そして松山駅までローカル列車で移動ですが、到着時間は分かっているものの、あまりにものんびりペースで進む列車は精神的に疲れます。

「夜間走行はしない」というルールを守ることができませんでしたが、松山駅から松山空港まではライトを点灯させて気合走行。18時20分、松山空港に到着。


気温の推移

※走行レポートは後日作成します

走行ルート

20111208九州編「由布院~日田」
20111209九州編「日田~中津」
20111210九州編「中津~大分」
20111211九州編「大分~佐賀関」
20111211四国遠征「三崎~大洲」

レポート
大分県遠征「九重“夢”大吊橋とメイプル耶馬渓CR」
大分県遠征「国東半島と佐賀関」



関連エントリー