山仕様に改造したビアンキLupoDの効果測定のために、くらがり渓谷の激坂「田原坂」に挑戦することにしました。
くらがり渓谷までのルートはいろいろありますが、岡崎の市内を通り抜けて、そのまま県道35号と県道37号で行くことにしました。岡崎市内は裏道を使えば東公園の南にある交差点までいけるため、日名橋の東側の交差点を右折して、そのまま突き進みます。ところが走りなれていないルートでは迷うのは当然で、地図を取り出すと…なんと違う地図を持ってきてしまった。地図帳をバラして必要なページのみ携帯しているため、三河地区のページを取り出して、今日の走行に必要なページと不必要なページに分けたときに不必要なページをバッグに納めてしまったようです。
ということで、「ここはどこ?」状態で太陽を目安に走ってなんとかチェックポイントの交差点に辿り着きました。ここから愛知県の地図を求めて、3件もコンビニを覗いてみましたが、どこも「岡崎市の地図」と「東海地区の地図帳」しかありません。今日のルートについては昨夜のうちに地図をじっくり眺めて記憶してあるため、なんとかなるかもしれませんが、やはり心配です。
タイムロスがありましたが約2時間で「くらがり渓谷」に到着。
ここで、クーリングタイムです。
駆動系を交換したビアンキLupoDは平地でも多少は走りやすくなったようで、ここまでの巡航速度は従来よりプラス1kmの約29km/hとなっていました(もちろん平地での速度です)。XTカセットスプロケット(11-32T)のちょうど真ん中は18Tですが、これが私には上手くマッチしています。フロントを46Tと36Tのクロスにして、リアをワイドにすることで全般的に走りやすいです。アウターの時はリアをロー側から4、5、6枚目を使い、インナーの時は1、2、3、4枚目を使います。つまり上り坂でリアが4枚目の時に、回転数が60rpmを切る様になったら、いきなりインナーに落とします。そうすると回転数が76rpmまで復活するので、違和感無くクルクルと回し続けられます。
しかし、少しだけ問題があって、アジャスタが上手く決まりません。アウターでリア5、6枚目を使う時と、インナーでリア2、3枚目を使う時が全く合わなくて、いちいち走りながら調整する必要があります。ダウンチューブにアジャスタがあるので、とりあえずなんとかなりましたが…
さて、ここが「田原坂」です。今日はバイクも数多く走っていましたが、こういう坂をバイクで走ると気持ち良いかもしれませんね。自転車の場合は“達成感”のために走るようなものです。
山仕様のビアンキLupoDのお陰でなんとか完走。
前半は15km/h前後で走り、後半は10km/h前後で走ることができました。今まで“激坂”を走ると7~8km/hで心臓バクバク状態で走っていましたが、今日は心臓も肺も負担が掛かることなく、普通に上りきることができました。私の脚力では「36T-25T」のギアでは上れない「急カーブ&激坂」が一箇所だけありますが、「36T-32T」なら難なく上ることができたので、駆動系を変更した効果は非常に大きいようです。
ところが、ところが後々大変なことになるとはこの時は思いもしませんでした。
上りきったご褒美に道の駅でまともな昼食を食べることにしました。ざるそば定食900円なり。昼食はいつも少なめにしているせいか、ご飯は食べ切れませんでした。
さて、次は三河湖を目指しますが、いつまで経っても「三河湖」の標識が現れません。小学校を通り過ぎ、しばらく進むと小川があったため左折して突き進むと、なんとダートになってしまった。明らかにここは違う。3kmほど引き返すと標識があってなんと「三河湖」って書いてある。うーん南側から走ってくると標識無いんですけど。
ということで、三河湖へ向かう道路が見つかり、走り始めると、両膝が妙に痛みます。“使い切った”ような雰囲気で、トルクを掛けることができません。どうやら、今まで“激坂”を走っているときは、心臓と肺が先に悲鳴をあげるため、アタックの途中でも休養を取っていましたが、今日はクルクルと回し続ければ、どんどん上れてしまったため、知らない間に膝に負担が掛かっていたようです。速度もいつもより早かったし…
膝の痛みと闘いながら、なんとか三河湖に到着。10分休憩しても痛みは治まりません。
ふもとのコンビニで、最後の補給タイム。ここでも10分休憩しましたが、走り出すと痛くて痛くて…
松平のダウンヒルが終われば、あとはひたすら平地走行です。なぜか終盤に来ても巡航速度はいつもより高いのですが、膝の痛みは消えません。だからといって速度を落としても痛みがなくなることもなく、最後は「膝がイテーよ、イテーよ」とブツブツ言いながらようやく帰宅。
帰宅して自転車をチェックすると、一日走っただけなのにチェーンの汚れが酷過ぎ。さっそくクリーニングしました。そして後片付けをして、風呂に40分浸かっているとなんとか痛みが和らいできました。
8時50分出発、15時50分帰宅。本日の走行距離は約105km(Av21.0km)。
心臓に負担が掛からない山仕様になったビアンキLupoDですが、走りやすくなったからといっても脚力がついているわけではないため、膝への負担を忘れてはいけないという教訓でした。