ブルベ300kmに備えて

先日の「BRM302岩村200」の時に、やはり夜間走行は怖いと感じました。市街地ならばジテツウレベルのライトで十分ですが、車の交通量が殆ど無い田舎道、さらにブラインドコーナーが続くダウンヒルでは、強力なライトが必要になります。

ブルベの300kmなら先日の装備でも規定としては出走可能ですが、この先の400km、600kmも視野に入れてさらなる装備の充実化を図ることにしました。といってもブルベの達人が使っているアイテムならハズレは無いだろうということで、それらを選択。

400kmからはヘルメットにも尾灯が必要ということで

Bikeguy トライスター レッド」を装着。達人さんのブログに書かれていた通りにピッタリ収まっています。

リアライトの増設

キャットアイ(CAT EYE) リフレックスオート TL-LD570R」も達人さんのお勧めの一品です。

ブロンプトンにはトンネル通過の時のために自動点灯のリアライトを装着していますが、ロードに付けているものは自動点灯ではないため、朝から点灯させるか、いちいちトンネルの手前でスイッチを入れる必要があるため面倒です。そこで自動点灯タイプを追加で装着。

ヘッドライトの装着

購入してから気が付きましたが、「GENTOS(ジェントス) ヘッドウォーズ HW-888H」も達人さんのお勧めの一品のようです。

名古屋ブルベの規定で「コース状況(街灯なし区間が長い)ため、300キロよりヘルメットライトの使用を義務とします。車検時に装着または、携行しているかをチェックしますのでよろしくお願いします」となっているため、「BRM323名古屋300スタジアムツアー」から投入します。バッテリー部分が分離されているタイプで、ヘルメットの後方にバッテリー部分を装着させるのが通常の使用方法ですが、頭に重いものを載せると首が痛くなるため、上腕部に小型のポーチを装着して、そこにバッテリー部分を収納させます。

「HL-EL540RC」を2個

キャットアイの「HL-EL540RC」はブルベの定番中の定番のライトです。

これでOKと思えた「HL-EL540RC+α」の体制ですが、闇夜のダウンヒルには工夫が必要になります。その工夫とはコーナーのイン側を照らすように「HL-EL540RC」の向きをいちいち変えることですが、非常に面倒であり精神的に疲れます。そこで「HL-EL540RC」を2個装着して、左右を照らすようにして、正面はヘルメットに装着してある「ヘッドウォーズ HW-888H」でカバーさせます。

そしてナビを変更

まさにブルベのためのGPSマップ「ユピテル(YUPITERU) ATLAS ハンディGPSマップ ASG-CM31SP」を投入。

ナブユーはとてもよく出来たサイクリング向きのナビでブロンプトンの遠征で重宝しています。ルートをインポートさせて使うこともできるためブルベにも使えます。バッテリーの持ちが悪いという欠点については、モバイルブースターを併用すれば12時間程度は使えるため、モバイルブースターを2個、3個と増やせば400km、600kmにも使えそうです。

しかし、一番大きな欠点はハンドルに固定させるアタッチメントが脆すぎることです。純正品を含めて3種類試しましたが、すべて短期間の使用で壊れました。ロードで使うのならこれだなと試した製品は600km程度の走行で壊れてしまったため、ナブユーをロードで使うのを諦める切っ掛けになり、「ASG-CM31SP」を急きょ購入。

先日のブロンプトンの紀伊半島遠征で「ASG-CM31SP」を試したところ、観光サイクリングには使えないがブルベには最適なアイテムであると実感。まずはバッテリーの持ちがとてもよく、8時間程度の走行では半分程度しか減っていません。液晶画面が小さいため、パッと見でマップが見辛いと感じますが、走行ルートをトレースするだけのブルベなら、真っ直ぐ進むのか曲がるのかが分かれば良いだけですので、このサイズで必要十分。そのことでハンドルやステムにサイコンのようにすっきりと固定させることができ、この固定方法ならアタッチメントのように壊れることはありません。

観光サイクリングには使えない理由としては、ルートを途中で変えたくても不可能、ナビ機能がない、坂がどこまで続くのか分からない、画面が小さいため目的地を探すのが困難、etc。あくまでもブルベのように予め決められたルートを間違えずに走るためのアイテムが「ASG-CM31SP」です。

スピード+ケイデンス+ハートレートセンサーが付属したスペシャルパッケージ版の「ASG-CM31SP」を購入しましたが、パナモリで使っているエッジ500のセンサーを認識してくれています。付属品がムダになってしまいましたが、メーカーは他社のセンサーの動作保証はしていないため、相性問題で悩みたくない人は「ASG-CM31SP」が良いかもしれません。といってもブルベでは「ASG-CM31SP」はあくまでもGPSマップとして使い、エッジ500との併用となるため、センサーを認識してくれたというのはあくまでもオマケです。

モバイルブースターの代わりに

「チャムス CHUMS!トップチューブバッグ」にはモバイルブースターが入らないため、細長い形の「ELECOM iPhone5/4S/4/3GS/3G/iPod対応 モバイルバッテリー 乾電池 ブラック DE-A01D-1908BK」を購入。そして「SANYO NEW eneloop 単3形8本 HR-3UTGB-8」も追加注文済み。乾電池が使えるモバイルバッテリーならイザという時はコンビニで電池を調達すれば良いので保険にもなります。

以上が「600km」までをターゲットとした装備の充実化ですが、ブルベというものは、ランニングコストはあまり掛かりませんがイニシャルコストが非常に掛かるようです。自転車旅で九州遠征などを3回もやるとフルカーボンのロードが余裕で買えるだけの旅費が掛かることを考えれば、ブルベは安上がりの自転車遊びであることは間違いありませんが。



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