膝痛が発症した場合の切り札

2013年の中部200の時は、寒さと激坂で両脚とも攣って大変な思いをしました。その時、がくさんから「脚攣りに効く」という切り札をいただき、なんとかリスタートしました。ただし、30分後にはその効果が薄れ、脚攣りとの闘いになったわけですが、その切り札には即効性が確かにありました。血流を良くすることで脚攣りを解消させるのだと思いますが、寒さ対策をしない限り、効果が半減します。


ツムラ漢方芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

●効果・効能
体力に関わらず使用でき、筋肉の急激なけいれんを伴う痛みのあるものの次の諸症:こむらがえり、筋肉のけいれん、腹痛、腰痛

こういうものに頼るブルベは過酷です。これは定番メニューだから今回の日記ネタではありません。

昨年の名古屋ブルベ600の時、残り100km地点で膝が壊れ、激痛に耐えながらゴールを目指しました。途中で痛み止め(ロキソニン)を飲んでみましたが、全く効きません。結局、最後まで激痛に苦しみながら完走したわけですが、その後の1週間くらいは歩くのも苦痛でした。

ブロンプトンの遠征の時に膝に痛みが出た時は、宿に入ってからバンテリンを塗っていますが、これは安静時に使うもので走行中に塗れば痛みが和らぐというものではありません。バンテリンサポーターも試したことがありますが、走行中は膝を圧迫するため、効果があるのかさっぱり分かりません。サポーターが邪魔になるため高回転走行は封印されます。

昨年の北陸ブルベ400の時は、エアーサロンパスと湿布を携帯して、走行前に湿布を貼り、途中で痛みが出た場合はエアーサロンパスを吹きかけて、なんとか誤魔化しながら走行しました。痛みが少しでも出た場合は負荷を下げるか、上りなら押し歩き、または小休憩を取っていたため、致命的な膝痛を起こさずにゴールしました。

それでは走行中に膝痛が発症した場合に何か決め手があるのでしょうか。先日の名古屋ブルベ400も序盤で膝痛が出て、もともと上る筋力も限界に来ていたため、ロードバイクでありながら押し歩きを強いられました。

2014年春の東北遠征の八幡平で痛めた右膝が慢性化しているのか、少しでもムリするとすぐに膝痛になります。

さてどうしましょう。本来なら温泉療養などで治癒すべきかもしれません。

何かないものかと探してみたところ…


ツムラ桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)

●効果・効能
体力虚弱で、汗が出、手足が冷えてこわばり、ときに尿量が少ないものの次の諸症: 関節痛、神経痛

膝痛に効果があるような雰囲気です。膝痛にもいろいろあるため、関節痛に当てはまるのか素人には分かりません。

防已黄耆湯には、体内に余分な水がたまっている人の水を排出する働きがあり、関節に水がたまって痛む人に効く。また、桂枝加朮附湯は、身体を温める働きがあり、冷えからくる痛みに悩む人に適しているという。「膝痛に漢方が効くとは、あまり知られていないが、効果は期待できるので、膝痛に悩む人が増えているのであれば、将来的に伸びていく可能性はある」と浜岡氏。 漢方は関節痛に効くのか | 日経トレンディネット

そもそも、膝痛に耐えてまで走る必要があるのか。根本はそこにあるのですが…



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