昨日は「RC名古屋」主催の「BRM323名古屋300 スタジアムツアー」 に参加しました。
実は単日で「300km超」を走るのは初めての事でしたが、結果的には余裕を残して15時間30分ほどでゴール。疲労度としては「BRM302 岩村200km」と大して変わらないような。
確かに「300km超」ではありましたが、何か物足りなさを感じます。「しょせん長い距離を走っただけでしょ」が正直な感想。「12時間切りを目指すタイムアタック!」というわけではなく、あくまでもマイペースをキープ。シミュレーションより大幅にタイムが短縮できたのは、あくまでも「風」に助けられ「運が良かった」だけで、自分の力がいつも以上に出たというわけではありません。
ブルベというものは自力で走り切るものだと思っているので、列車に乗って走ることはしない。偶然にも列車になってしまった場合は先頭を走る。誰かが前に出た場合は追随せずに5~10mほどの間隔を空ける。誰かに追いついてしまった場合は、タイミングを見て、いっきに追い抜く。誰かに抜かれた場合は、あえて速度を落として、追いかけることはしない。ブルベではなく通常のロングライドの場合、集団で走るとペース合わせのために「列車」を組むことがありますが、自分のペースではないゆえに負荷が高まってしまい結果的に疲れます。
ブルベの参加者たちを見ていると暗黙の了解みたいなものがあるのか、「ブルベの参加者」という同志とはいえ、あくまでも単独走に徹しているようです。自然のなりゆきで複数で走っている状態になっていても、ある程度の間隔を取ってドラフティングの効果を得ないようにしているようです。
さて、物足りない理由ですが、それはコースそのものが誰でも走ることができる緩い設定になっていることに尽きます。制限時間は20時間もあるので、持久力さえあれば誰でも完走は可能。ゆるゆると長く上り続けるルートは、ムリしなければ誰でも上れます。しかし、私はそのようなルートは大嫌いです。激坂、急坂を上り、あとは緩く長く下りたいものです。平均勾配10%が6~7km続いても一向に構わない。そのあとに1~3%の下りが50km続くのだから。
ブロンプトンの遠征の方が遥かに過酷です。それ故に面白さと楽しさもあります。なぜ過酷になってしまうのかは簡単明瞭で「荷物満載の3速のブロンプトン」だからです。「ブロンプトン+荷物」の総重量が20kg超もあるのに、ロードで走り回るようなルートをえっちらおっちら走るわけで、疲れるのが当たり前です。しかし、過酷にならないルートにはしません。なぜならば、行きたいところがその先にあるからです。