パナモリORC16旅仕様Ver1.0(ツーリングフロントバッグ)

世間が休みの時に自転車旅をすると困るのが公共交通機関です。平日なら通勤通学の時間帯を外せば困ることはありませんが、休日の早朝や昼間の混み具合が分かりません。宿の取りやすさなども考えて、今まで「ブロンプトンの旅」は“世間が休み”の時期を避けてきました。

さて、今年は珍しく世間並みにお盆休みを取ろうかと考えている最中ですが、なかなか予定が決まりません。30年間勤務して“世間並みのお盆休み”を取ったのは1回あるかどうかですから、お盆休みに旅行をしようという習慣がありません。

なぜ、珍しくお盆期間で自転車旅をする気になったのか。

それは中部地区の場合、土曜日でも日曜日でも大型車が多くて走り辛いからです。GW、お盆、正月休みになら大型車も減るため、観光地以外を走るのなら世間の大型連休中に限ります。

多少なりとも走りやすいのなら、たまには違う自転車旅をしてみようかと思いついたわけですが、とりあえず形(装備)から取り組む性分のため、手持ちの機材の中で、宿泊の荷物を積んで連日そこそこの距離を走っても体に優しそうな機材は何でしょうか。

パナモリORC16

ブルベ参加初年度に購入した「ORC16」ですが、最初の1年間活用しただけで出番がありません。ロングライドに適した機材だけに、荷物の搭載を工夫すれば自転車旅に使えるはずです。昔の基準で考えればLupoDが適していますが、50歳過ぎて、あの重量の自転車でロングライドはちょっと無理です。重量そのものはブロンプトン初号機とそれほど変わりませんが、走り続けると妙に脚が疲れるため、あくまでも雰囲気重視の近場専用です。LupoDで200km走った時は帰宅後にしばらく倒れていたほどです。ブロンプトン初号機で200km走った時はもう少し楽でした。

ということでパナモリORC16を旅仕様にするわけですが、「夜間走行なし」「宿に泊まる」はブロンプトンの旅と同じです。よって、携帯する荷物はいつもと変わらず、防寒具も不要ですから、さらに厳選できます。

まずは手持ちの用品で試してみます。


ツーリング車ぽくするためにリンプロジェクトの「サドルバッグ帆布 カーキ」とリクセン&カウルの「オールラウンダー ツーリング フロントバッグ KT815」を装着。


このバッグの特徴として、バッグ下部にライトを2本つけることができます。ただし、タイヤに干渉するため、ライトを選びます。


マッドガードとセンタースタンドを装着しましたが、フロントバッグを使うとセンタースタンドが役に立ちません。バランスを崩して倒れます。


バッグは空身の割に実走では妙に重さを感じるため、フロントバッグを量ってみると、なんと1.18kgもあります。バッグだけでこの重さは割が合わないのでボツネタとします。


使っていないこのバッグのアダプターを使います。


アダプターの重量は168gです。


ブロンプトンの旅の四国編の途中で購入した軽量バッグをリクセン化させてみました。


ダンボールで補強して重量は489gです。随分と軽くなり収納容量も大幅にアップしています。


サドルバッグもオルトリーブの「サドルバッグ L」に交換。とりあえず、この状態が旅仕様Ver1.1になります。


軽量バッグをダンボールで補強してあるとはいえ、重いものを収納できそうもありません。着替え専用と割り切れば良いのでしょうが、見た目がイマイチです。ロードバイクにフロントバッグは似合いませんね。自走することなくVer1.2になるかもしれません。



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