「ヴァリオラック + 軽量リュック」なら衣類など嵩張る荷物の運搬に役に立ちそうですが、ジテツウで試した時に致命的な欠陥に気が付きました。それは、サドルに跨るのに足を今までより高く上げる必要があるのです。ヴァリオラックを下段で固定している場合の問題点ですので、上段で固定する場合は全く問題ありません。
「乗り降りが大変だけど積載能力に優れるのなら良いか」と諦めかけましたが、まじまじとORC16を眺めているうちに「なんだかカッコ悪い」と思えてきました。
そこで「ロードバイク用の巨大サドルバッグ」が流行っているらしいので、勢いでポチッしそうになりましたが、なんとなく“無理やり感”が漂っています。いかにもバランスが悪そうですし、調べてみると収納できる荷物の総重量は1.0kg~1.5kg程度とか。「シートポストから斜め上に向かって巨大なものが突き出している」という見た目も私好みではありません。
LupoDの路線でORC16を仕上げるのなら良いものがありました。まさにクロモリフレームに似合うサドルバッグが…
このサドルバッグを使うためには「ビバ バックサポーター」と「ビバ バックループ」が必要になりますが、LupoDで使っていたため全て再利用です。
重量はバッグが約600g、バックサポーターが約300gですので、「ヴァリオラック + アタッチメントパーツ + 軽量リュック」と殆ど同じです。しかし、当然ながら荷物がたくさん入るのは軽量リュックであり、それの対抗策として「サドルバック S-2」の上を使うことになります。よって旅仕様Ver1.4より重量増となりましたが、見た目が遥かに良くなったため、多少の重量増は気になりません。
フル装備したランドナーで自転車旅した高校2年の夏。当時は日暮れまで行けるところまでいって、適当に安全なところで野宿(※平和な時代でした)。もちろん食事は自炊が基本。コンビニなど無い時代だったため食料の運搬も必要で荷物の総重量は30kg程度あったような。
パナモリORC16旅仕様Ver1.5
それから36年経った現在はブロンプトン初号機で自転車旅をしていますが、完全自走用途に仕上げているのが「パナモリORC16旅仕様」というわけです。高校生の頃は“いけいけどんどん”の気楽さがありましたが、50歳過ぎのオッサンが野宿というわけにもいかないため宿泊施設を使ってご馳走を食べながら年相応の自転車旅を楽しみます。