ビアンキLupoDをジテツウ仕様に変更

先日の雪の日はポタリング仕様のアンティーコを投入しましたが、路面のギャップに弱い小径車では不安感があり、精神的に疲れました。

悪天候のジテツウだけでなく買い物などにもキャスパーを投入していましたが、今思うとマウンテンバイクはイレギュラー用途に使いやすかったのかもしれません。

キャスパーとLupoDをトレードしてもらうことも検討しましたが、なんだかんだといっても愛着があるLupoDですので、LupoDを実用車仕様に変更することで出番を増やすことにします。

ROMAを「軽いLupoDにしたい」という方針で仕上げたことで、結果としてLupoDの出番が無くなったしまったわけです。ならばLupoDを「頑丈なROMAにしたい」という方針で仕上げます。

てっとり早く仕上げるためROMA改から外したパーツを再利用します。

ハンドル、ステム、油圧式ブレーキ、ローター、トリガーシフト、リア変速機、スプロケット、サドル

11-34Tの9速を再び使いたかったため、9速のトリガーシフトを注文しましたが、いつもより納期が掛かっていて間に合わず。

仕方なく10速化となってしまいますが、あざみライン対策で用意してデッドストック状態にあった「CS-6700 12-30T」を使ってみます。

ところが、CS-6700とSL-4600との相性が悪いのか、RD-4600-SSの調整が上手くいきません。試しに「CS-6700 11-28T」にしてもトップ寄りに合わせるとロー側が、ロー寄りに合わせるとトップ側が合わず、落としどころが見つかりません。

ROMA改で使っている「CS-4600 12-28T」で試してみると、完璧とは言えないまでもなんとか実用に耐えられる範疇に収まったため、「CS-4600」をLupoDで使い、「CS-6700」をROMA改で使うことで決着。

フロントディレーラーのトリム調整にも手間取り、なんだかんだで変速関係の作業に2時間以上も要する始末。

油圧式ブレーキに関しては、ショップの方針なのか引きしろが非常に少ない状態でROMAに装着されていたため、再利用するのも一苦労です。機械式ですら面倒な作業なのに油圧式はさらに面倒です。オイルを入れ直せばいいのでしょうが、そこまでやる気力は無いため、微妙な調整を何度も繰り返して完了。

昼飯を食べずに作業を続けること7時間。ようやく完成しました。

油圧式ディスクブレーキは晴天時でも良く効きます。油圧式ディスクブレーキは全天候型のブレーキと言えますが、メンテナンスを気軽にできないというデメリットがあります。

正直言って、晴天時の機械式ディスクブレーキはあまり効きません。雨中走行ならばディスクブレーキの恩恵を受けることができますが、雨の日に乗らないのならば機械式ディスクブレーキを使うメリットはありません。

晴天時なら良く効くアルテグラのキャリパーブレーキも雨には弱いため、「雨でも雪でも走る」場合はディスクブレーキが役に立ちます。

完成するまでは見た目がどうなるのか少しばかり不安がありましたが、意外にも良い感じに仕上がりました。ノーマル状態のROMAよりもフラットバーに換装したLupoDの雰囲気が私は好きです。あえてフラットバーにしたことで、見た目はクロスバイクぽく仕上がっていますが、クロモリフレームゆえに「ちょっと違う」感じになっています。

強風の中の試走完了。走行距離は17.78km、獲得標高は64m、アベレージは19.7km/hでした。



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