最近はライト類の重量だけではなくバッグ類の重量も気になる日々です。携帯するものを厳選しても、それらを入れるためのバッグが重かったら「厳選」そのものが誤差の範囲になってしまいます。
ということで、4月20日の「超軽量サドルバッグと超軽量輪行袋」の続きです。
サドルバッグに取り掛かる前に気になったことがあったので、まずはそちらをクリアさせておきます。
それは少し前に流行った「ツールケース」です。「ツールカン(ツールボトル)」は収納物の出し入れに苦労しますが、「ツールケース」はパカッと開くため、出し入れが簡単であり、無理やり詰め込んでもジッパーで閉じればなんとかなってしまうというメリットがあります。
見た目もそれほど悪くなく、便利に使えるため私も使ってきました。
しかし、フェニックスにカーボン製のボトルケージを付けたところ、ツールケースとの相性が悪くて、慎重に扱わなければボトルケージが割れてしまいそうです。さらに、中身をぎゅうぎゅうに入れた状態のツールケースを手に持ってみるとなんとなく重量感があります。
念のために重量測定。なんと90gもありました。
ちなみにシマノのツールカンなら55g。なおシマノのツールカンの蓋は走行中にどこかに吹っ飛んで紛失したため、OGKカブトのツールカンの蓋を使っています。
さっそく中身を入れ替えてみましたが、特に問題なく全て収納できました。もちろんカーボン製のボトルケージにもサクッと収納可能です。
さて本題に入ります。
「オルトリーブ サドルバッグM」は247gあります。今回の制作物は、このバッグより軽くて内容量が大きいものとなります。
ごそごそと発掘してきたものは、大型輪行袋の収納袋です。これの重量は35g。
現物合わせで型崩れ防止の補強材を作ります。袋の中に入れてしまうため見た目は気にしません。さらに固定用にマジックテープを装着。
容量アップで重量は約半分になった軽量サドルバッグの完成です。総重量は126g。
このようにサドルレールにくくりつけます。見た目の割にはカッチリしているため、重量物を収納しなければ問題なさそうです。
これで準備OKと思ったのですが、名古屋600の富山コースは大きな峠を2つも超えて富山まで行き、深夜の時間帯もひたすら山の中を走って戻ることになります。どうやら峠周辺の気温が3℃程度まで下がるらしく、昼間との気温差が大きすぎます。
つまりどういうことかというと、大量の防寒具を運搬する必要があるということです。
せっかく作った軽量サドルバッグでは対応不可。
ということで、ごそごそと「オルトリーブ サドルバッグL (改)」を発掘。なんだか負けた気がしますが仕方ありません。