そろそろライト沼から脱出?(フロント編)

ジテツウ程度ならそこそこ明るいライトを使えば十分でバックアップを含めて2本、ランタイムは1~2時間あれば十分です。ランタイムが長いものを使えば充電とか電池交換の頻度が減るだけで、5時間とか8時間も使えるものが必要というわけではありません。ただ、「そこそこ明るい」といっても、街灯が全く無い区間や急こう配の下り区間もあるため、それ相応のものが必要です。

ということで、ジテツウ用途であれこれ購入して、それらがあれば十分だったわけですが、ブルベに参加するようになった途端に「ライト沼」にどっぷり浸かるようになり、次々と気になるライトを買っていきました。同じものを数回使うことは殆どありません。1度か2度だけ使ってオシマイというものが大量にあります。

なぜライトを次々と買ってしまうのか。

ブルベの場合は、200km、300km、400km、600kmを走るわけですが、それぞれの「夜間走行」の時間が違います。極論を言えば「山間地を600km走る」ための装備で全てを走れば良いのですが、少しでも楽に走りたいため装備を必要最低限にしたいわけです。

あれこれ試して辿り着いたのが「中華ライト + モバイルバッテリー」を2セットと「GENTOS 355B」を1本の体制です。実際に使う時は「中華ライト + モバイルバッテリー + ASG-CM31SP」、「中華ライト + モバイルバッテリー + Edge500」、「GENTOS 355B」になるため、600kmブルベでも特に問題ありません。

十分過ぎるくらいに明るく、ランタイムも全く問題ないため、落としどころとしては良かったのですが、何か面白みに欠けます。わざわざ変える必要はゼロでも変えたくなるのが趣味と言うものです。

以前から考えていた理想像は、「充電式バッテリータイプでバッテリーが切れたらモバイルバッテリーで給電させながら使えるライト」です。200kmとか300kmならライト単体でOKで、400kmと600kmの時にバッテリー切れを起こしてからモバイルバッテリーを接続するというパターンです。

それを満たす商品は以前からあったようですが、「ちょっと試す」という価格ではなかったため、ダメ元で買えるようなライトをあれこれ買ったわけです。結果的には最初から高額な商品を買った方がムダな出費にならなかったと思いますが、その過程を楽しむことが趣味ですから、最初から最適解を見つけては楽しむことができません。


ムーン X-POWER 500 ヘッドライト

ということで、「自転車用のライトでこの価格はないなぁ」という高額商品が在庫処分なのか特売品になっているため、買ってみました。いちおうポチッとする前に、買った人のブログ記事はチェックしました。明るさに関しては十分すぎるようですが、肝心の「モバイルバッテリーで給電させながら使ってみた」が見つかりませんでした。そのようなピンポイントな使用方法を必要とする人は殆どいないのかもしれません。


立派なケースを開封してみると、あれこれ入っています。使うのは本体、バッテリー、そしてハンドル固定用のブラケットです。残りは使いません。


さっそく点灯させてみました。500ルーメンの「Over drive」モードのランタイムが最大1時間40分らしいので、待っている間にローラートレーニング。そして風呂タイム。


いつの間にか赤ランプになっていました。この状態だと安物ライト並みの明るさのため、実用に耐えられません。実はこの状態になるのを待っていたのです。


さっそくモバイルバッテリーを接続してみました。再び電源オン。明るさ復活です。

Mode Lumen Runtime
Over drive 500 最大1時間40分
High 380 最大2時間20分
Standard 240 最大4時間
Low 120 最大8時間
Flashing 380 最大4時間30分

仕様では充電時間3時間となっているため、もしかしたら「Over drive」で使うと何かしら問題が起きるかもしれません。「Standard」ならモバイルバッテリーで給電させながら使い続けても良いような気がします。


実際に使えるのかは今後のジテツウで検証してみますが、安くなっている「ムーン X-POWER 500」をさらにもう1本買おうか悩みどころです。

ちなみに生活防水仕様ですので、雨のブルベでも大丈夫です。さすがに雨の中で給電させながら使用するのは心配ですので、バッテリー切れを起こしたらサドルバッグの中でモバイルバッテリーで充電させることになります。その場合は「ムーン X-POWER 500」を2本用意する必要があります。



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