トレーニング代わりに「弁天島200km」

3月からブルベに参加します。予定では3月だけでも200km、300km、300kmがあり、4月上旬に300km、下旬に400km、5月に400kmが控えています。しかし、200km超のロングライドをやったのは昨年の6月が最後で、それ以降はブロンプトンとキャスパーばかり乗っていたため、もしかしたらロングライド耐性が大幅に落ちているのかもしれないと不安になります。

そこで、トレーニング代わりに「弁天島200km」のコースを走ってみることにしました。

走行コース

名古屋の弁天島200kmのルートについては新城までの区間は過去に何度も走ったことがあり、PC1からPC2については部分的、PC2からPC3については残り数キロ以外、そしてPC3からゴールまでは「高速の側道」以外を走ったことがあります。しかし、間違いやすいポイントがいくつかあるため、ナブユーにルートをインポートして迷いやすい交差点などはチェックしていきます。


まだ暗い6時8分、自宅をスタート。ブルベのスタート地点には行かずに、いつもの三連水車が私の弁天島200kmのスタート&ゴール地点です。写真では“真っ暗”という雰囲気ですが、東の空は薄っすらと朝日が輝き始めています。

岡崎市内を抜けるまでは信号待ちのタイムロスが多く、今日の課題の「グロス20km/h」がいきなりピンチ。市内を抜けたところでペースを上げ、高速の側道の短い上りについては立ち漕ぎで突破。


8時54分、PC1に到着。ここまではすんなり来ましたが、PC2までの区間には峠越えと爆風が待っています。峠の上りついては「追い風」ということもあって心拍数を高めることなく、ちゃちゃと終了。爆風区間も僅かながら苦戦するも今日はまだ耐えられる範疇。


11時13分、PC2に到着。自宅から105kmで所要時間は5時間5分ですので「グロス20km/h」をクリアして、少しばかり余裕アリ。


しかし、冬の浜名湖の猛威を振るうのはこの時間帯からで、すでに西からの強風で気が重い。強風の向い風と闘いながら西方向へ走り出すも時速15kmも出ません。徐々に筋力が失われていくのが分かる。

今日はブルベの練習ですので、輪行袋(LupoD用の重いやつ)、防寒具、補給品なども携帯しているため、「重いLupoD+重い荷物」では上りが非常にツライ。


後僅かで宇利峠という地点で小休憩。今日はインナーギアを使わずに走っています。フロント42/34T、リア12-34Tという通常ならロングライドで使わないギア構成ですが、トルクバンドを広げるトレーニングを積んできたため、フロント42T、リア12-34Tがあれば勾配12%程度までは、なんとかなります。重いLupoDは足回りも重いため、インナーギアでくるくる走行などしてもちっとも進みません。勾配が8%を越えたらひたすら立ち漕ぎあるのみ。

10分ほどの休憩のつもりでしたが、そこにロードに乗り始めて半年ほどいうおしゃべり好きのシニアさん登場。自転車談議で花が咲き、結局30分ほどの休憩タイム。急いでPC3へ向います。


14時2分、PC3に到着。「グロス20km/h」をクリアさせるためには13時38分に到着する必要があっただけに残念。「休憩は必要最小限に」が鉄則でしょうね。しかし、24分遅れを挽回できる状況にあるのかといえば「不可能」。なぜならばPC3からゴール地点まで向い風。すでに筋力が大幅にダウンしているため、「頑張って走ろう」などとても思いません。

向い風があまりにも酷く、疲労困憊で精神的ダメージが大きいため「高速の側道」区間に突入する前に緊急ピットイン。精神的に疲れている時の定番メニューは「コーヒー牛乳+バニラアイス」です。このメニューで糖分を補給するとなぜか元気になるのです。

ということで、ゴール目指して走り続けても筋力が回復することはないため、黙々と坦々とクランクを回し続けるのみ。


日が暮れてようやく三連水車に戻ってきました。そして17時53分、自宅に到着。

距離210.4km、獲得標高1942m、平均速度21.7km/h、平均心拍数141bpm、所要時間11時間45分でした。

三連水車~PC1 24.4km/h 141bpm
PC1~PC2 23.3m/h 145bpm
PC2~PC3 20.6m/h 148bpm
PC3~三連水車 19.5m/h 139bpm

「PC3~三連水車」の区間は筋力ダウンのため心拍数を高めて走ることが不可能。

心拍数の推移
心拍数

LupoDはニローネに比べて所要時間が10%ほど余分に掛かるのは、以前から分かっていましたが、重量が自転車+荷物で5kgほどニローネより重いため、上り区間で筋力を必要とします。それがジワジワと蓄積されていくため、今回の様な比較的“初心者向け”の200kmコースでも結構キツイため、LupoDで「300km+3000m」を走ろうとは思いません。「もっとゆっくり走れば良いのでは」という話なら単なるサイクリングですので、わざわざ「ブルベ」に参加する必要はありません。ブルベなら「自分でできる範囲でできる限り早くゴールさせたい」に拘ってみたいものです。

ニローネを使えば300kmでも「グロス20km/h」は十分に可能ですが、今日も“あえて”LupoDを使ったようにニローネで200km超を走ろうとは思いません。昨年までにニローネでロングライドを数え切れないほどやってきたため、ニローネでたくさん走ることに飽き飽きしているのです。

これも相性なのかクロモリが私には合うので、多少のハンディはあってもLupoDを使いたい。しかし、LupoDで300kmは難しい。というわけでクロモリロードの投入です。1週間後にパナモリが納車予定。



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