「体重制限80kg以下」という制約を付けたことで、前後のペア重量がなんと1395g。クラシカルデザインなのに「Dura-Ace WH-7900-C24-CL」と殆ど同じ重量という点が最大の特徴。クロモリロードに似合いそうなホイールはどれも重いため、この「tradizione ZERO」は今のところベストな選択肢かもしれません。
「tradizione ZERO」の価格が5万円以下という点も「これにするか」と後押しする要因にもなっています。「クロモリロードに似合う軽量ホイール」というニッチな需要に対して、販売価格が5万円以下というのは絶妙な価格設定かと思います。仮に10万円もしたら買わない可能性大。
パナモリに装着して、最初に驚いた点は「ほとんど無音」です。ラチェット音が殆どしません。ぐるぐると手でクランクを回して50~60km/hまで高めてみると風切音が聞こえる程度。静かな室内なら僅かにラチェット音が聞こえますが、屋外なら無音と思えるはずです。これは3速ギアのブロンプトンのミドルギアにした場合に似ています。
クラシカルなクロモリロードなら静かにまったり走りたいため、「tradizione ZERO」なら静かな山奥を自然の音を楽しみながら走ることができそうです。
今回用意したタイヤとチューブは「ミシュラン PRO4サービスクルス (700x23C ライトブルー)」と「ブリヂストン DISTANZA チューブ (700×18/25C ゴム厚0.8mm 仏バルブ48mm)」です。
以前使っていた「PRO3」の時には調子が良かった「Dura-Ace WH-7900-C24-CL」ですが、「Continental GP4000S」に交換した時から妙な振動が発生するようになったため、「tradizione ZERO」には「PRO3」の後継の「PRO4」を試してみます。追加で2セット注文済みのため、C24がメンテナンスから戻ってきたら「GP4000S」から「PRO4」に交換予定。
メーカー送りしたC24の所見が「ホイールに問題なし」で、タイヤが原因でぶれているとのことですが、振動が出る度に何度もタイヤを嵌め直しているいるため、タイヤの嵌め方が悪いとは思えません。ホイール+チューブ+タイヤの組み合わせの相性が悪いのでしょうか。
昨日装着した「第三のボトルケージ」ですが、ラージサイズのツール缶だとクリアランスに余裕が無いため、何かのタイミングでタイヤに干渉する可能性があります。そこでブルベ御用達のスモールサイズのツール缶に交換してみました。このサイズだとチューブ2本、工具類、バンク修理セットで余裕がなくなるため、軍手の収納ができません。昨日撤去した吊り下げ式のトップチューブバッグを再び装着して、そちらに入らなくなったものを収納。実は「tradizione ZERO」の予備スポークを無理言って入手してもらったため、長いものを収納するバッグが必要になり、結果オーライというわけです。
これでようやくブルベスペシャルのパナモリが完成しました。
追記.
3月2日のブルベ岩村200を走り終えた翌日、ラチェット音が鳴るようになりました。200kmほど走ったことで馴染んできたのかもしれません。