山間地をロードでなるべく速く走りたい場合は、荷物を最小限にして、工具類などはツール缶に、小物類はジャージのポケットに収納させるのが定石といえます。サドルバッグに重いものを収納することは走りに影響が出ます。といっても、これは「上り優先」のヒルクライムTTに関してのことで、のんびり走るだけなら、「走りの違い」を気にしないというか気が付かない人が多いかもしれません。しかし、私は気になり、明らかに走りに影響を与えているため、走行コースに合わせて毎回何かしら変更しています。(そのためバッグ類も大量にあります)
ヒルクライムTTではなくても峠をいくつも越えるような山間地のロングライドの場合も、荷物の運搬方法を工夫する必要があります。いかに上りで「楽をするのか」は、「速く走るのか」と同義になります。つまり、速く走れる状態にしておいて、ゆっくり走れば当然ながら楽に走れるわけですから。
ダンシングを多用する場合は当然ながら荷物が何もない方が有利です。どうしてもという場合は、なるべく中央、さらに下方に搭載すべきで、そのための定番がツール缶となります。しかしながら水分補給のためのボトル無しというわけにはいかないため、ツール缶は1個しか使えません。
ブルベの場合は不測の事態が起きた時にリタイアとなりますが、その場合は「輪行」となります。ブルベのコースがリタイアしても輪行で帰宅できるように配慮されているため、コース設定の上手さが伺えます。つまり「輪行セット」も運搬する必要があり、さらに「完走のため」の保険としてあれもこれもと用意すると運搬する荷物がどんどん増えていきます。
コースが平野部なら大型のサドルバッグに荷物を全て収納すれば簡単なことですが、上り区間が非常に多いコースの場合はそういうわけにはいきません。
そこでさらなる工夫が必要。。。
デッドストック箱からこんなものを見つけました。
Bikeguy どこでもケージホルダー
これはブロンプトンで使うために購入したものです。遠征でいろいろ試した結果「Cバッグが一番良い」と結論付け、ペットボトルなどはCバッグのポケットに収納することにしたため、ボトルケージの必要性は無くなりました。
「どこでもケージホルダー」を買ったことすら忘れていましたが、ブルベの定番「第三のボトルケージ」のために役に立つ時が来ました。
はい、このように工具類などを「ツール缶」に収納して携帯できます。
ボトル、輪行袋、ツール缶を全て低い位置に置くことができるため、重量バランスが良くなります。
エンド金具、簡易カッパ、予備のメガネ、モバイルブースター、デジカメ、携帯補給品、書類、その他小物類はフロントバッグ代わりの小型のバッグに収納。
今回は中部200対策で「上り優先」のセッティングですので、上りが少ないコースなら再び変更します。特に「雨」が確定している場合は雨対策で荷物が増えますので。。。