続・ジテツウ仕様のLupoDをリファイン 前編

あれこれカスタマイズするのも自転車遊びの面白さのひとつであるわけですが、最高速度とか軽量化という単なる数値ではなく、それぞれの自転車を楽に速く長く走らせることができることを追求するのが私のカスタマイズです。具体的には「ブルベの300kmくらいクリアさせることができる」が目安になります。もちろん見た目も重要です。

なかなか難易度が高かったアンティーコのカスタマイズも「プロムナード仕様Ver2.0のアンティーコ」で最適解に辿り着くことができました。ランドナーバーを使ったブルベ仕様とどちらが良いのか悩むところですが、“まったり”“ゆっくり”も要件に含めるのなら「プロムナード仕様Ver2.0」が適しています。

ロードバイクの場合はセッティング程度のカスタマイズで終わるため、パナモリORC16とフェニックスに関しては既に最適解に辿り着いています。ブロンプトン初号機は旅仕様の最終形態に達しています。ブルベ仕様から快速仕様に変更したブロンプトン弐号機に関しては“使い道”が曖昧になっているため、方向性を決めかねています。ROMA(改)については、フェニックスを買っていなければ全天候型ブルベ仕様になっていたはずで、すでに必要なパーツは揃っています。

さて、今まであれこれと手を掛けてきたLupoDですが、なかなか最適解が見つかりません。他の自転車を補完するような役割をLupoDに持たせているため、自転車が増えるたびにLupoDの立ち位置が変わってしまいます。

あれこれパーツを買って試すというのも切りがないため、そろそろ「実用性重視」という路線で決着をつけたいところです。要件を欲張ると落としどころが見つからないため、ジテツウトレーニングではなく単なるジテツウ用途とします。


さっそく、ちょこちょことパーツを交換して山間地トレーニングコースでベンチマーク。


変更点その1.「マルチポジションハンドルバー」。

短期間でフラットバーに戻しましたが、再びマルチポジションハンドルバーを使ってみます。ステムを130mmにしたことで、ポジションに余裕ができたためです。通常は手前、上りは横、急坂は斜め前、そして向い風の時は一番奥を握ることができるため、楽に走ることができます。


変更点その2.「フロントチェーリング 42/34T」。

以前、ジテツウトレーニングで山間地を走っていた時に使っていたチェーリングです。重いLupoDに50/34Tを使うと平野部でもロー側の3枚しか使えないため、不便です。全般的に“重いギア”を踏むような走りになり、それはそれで筋トレになっていたのですが、そのことで膝に負担が掛かっていたのか、最近はすぐに膝が痛むようになってしまいました。


変更点その3.「フロントだけダブルレバー」。

フロントが42tになれば平野部で使えるギアが増えるため、フロントの変速回数が激減します。トリガーシフターである必要性はないため、クロモリフレームに似合うダブルレバーにしておきます。※実は伏線


変更点その4.「モーガウサドル + エアクッション」。

デッドストックにするにはもったいない「MORGAW SADDLE(モーガウサドル)」の使い道として、エアクッションとの組み合わせを考えてみました。リラックスポジションならではこそ役に立つという予想です。


以上の構成で40kmほど走ってみました。

距離40.4km、獲得標高381m、アベレージ22.6km/h。重いLupoDでこのペースで走ることができるのなら4点とも全て正解といえます。

しかし、これで完成ではありません。後編へ続く。



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