今シーズンはパナモリ「ORC16」でブルベを楽しむことにしています。ブルベのために購入した「ORC16」ですので、使用用途はロングライド限定。あえて限定しなければ、ニローネの出番が無くなってしまう可能性大であり、LupoDもジテツウ専科になってしまいます。「ORC16」を万能自転車に仕上げてしまうと、使用頻度が高まってしまい、結果的に寿命が早まってしまいます。
ひたすら山ばかり走るのならば少しでも軽いニローネを使い、平野部を100~120km程度ならば“ゆったり”走るのに相応しいLupoDを使います。
年間の予定として160km超のサイクリングはせいぜい20回程度になりそうなため、ORC16を「ロングライド専科」としておけば、走行距離は5000km程度に収まります。いちおうロングライドの定義として「単日の走行距離が160km超」と私は決めています。
「ORC16」はクロモリロードですから単純な道具としての自転車ではなく、長く楽しめる愛車として付き合っていきたいものです。
さて、ブルベデビューまで少しでもロングライド耐性を戻しておく必要があります。2月3日の「弁天島往復210km」はLupoDが原因だったのか不明とはいえ、非常に疲れたため、改めて今回はORC16で走ってみます。しかし、同じコースを走っても面白くないため、峠越えを追加した浜名湖一周とします。
途中まではブルベ200kmのコースを走り、豊川市を通り抜け、本坂峠へ向かいます。峠区間に突入前にコンビニで小休憩。さして…
本坂峠へ向かう旧道を走っていると、なんと雪が舞っています。
心拍数抑え目で本坂峠の旧トンネルに到着。ケイデンス80~90rpm、心拍数150~160bpmで上れば筋力と心肺に負担を掛けることなく、上り続けることができます。
ORC16を購入するにあたり手配していたものが「SUGINO OX801D Compact Plus+ 46/30T 167.5mm」です。昨日の試走の後、この峠を上るために換装しておいたのです。私は回転系で上るため少しでも軽いギア比が必要で、OX801Dの発売当初から欲しがっていたものです。しかし、ニローネにこれを使うと見た目がカッコ悪いため、ニローネにはアルテグラのクランクセットに換装していました。50/34Tでは勾配10%超の上りが続くと筋力ダウンが酷いため、一日に何本も峠を上るのは、非常にキツイものがあります。
クロモリロードならフロントチェーンリングが小さくても見た目が悪くなることはありません。それどころかシマノのクランクは似合わないため、仮にコンパクトクランクを使ったとしてもスギノ製になります。
フロント46/30T、リア11-28Tの構成なら筋力も心肺も温存して峠を上ることができるため、峠をいくつも越えるロングライドに最適です。ただし、回して上ることができる人ならば、軽いギア比でも極端に速度が落ちることはありませんが、回せない人が軽いギア比にしてしまうと、さらに遅くなるので注意が必要です。「勾配5%をケイデンス90rpmで上っていけるのか」が目安になるかも。。。
「国指定特別史跡 新居関所」
いつもの「弁天島」。ここまでは「グロス20km/h」に10分ほど余裕あり。(コンビニで補給)
姫街道の「気賀関所」。弁天島からは向かい風との闘いになっているため、大幅なペースダウン。
クロモリロードが似合う風景。
心拍数150未満で上り終えた「宇利峠」。しかし、すでに予定より40分遅れ。今日は「筋力温存」が目的とはいえ、向かい風に弱すぎます。
今日は「中部200km」の練習も兼ねているため、新城から作手、下山を抜けるルートを予定していましたが、宇利峠から新城市内までの区間で体に不調を感じ、作手との分岐点のコンビニで補給タイム。。。なんと霙が。
非常に冷たい風が吹き荒れ、どう考えても標高が高い作手に向かうことは無謀。さらに寒気と頭痛も出てきて、明らかに体調不良。帰ることができるのであろうか。輪行袋を携帯しているのでイザとなればギブアップ可能ですが、それもなんだか悔しい。
筋力に余裕あり、しかし心拍数を高めるほどの負荷を掛けられない。とにかく肺が苦しい。明らかに風邪の症状が出ている。向かい風の中をくるくると軽く回し続けて進むのみ。そして、数回の小休憩を挟んで新城から3時間も掛かってようやく帰宅。
本日の心拍数の推移
宇利峠を越えた後の心拍数の低さが際立っています。
「ふじあざみライン」の下りで原因不明の大きな振動を起こした「WH-7900-C24-CL」、それ以降は怖くて使う気にならずに放置。しかし、振れ取り及びスポークテンションの調整も自力ながらやってみたため、昨日の試走からORC16で使っています。昨日の試走では特に問題なし。今日も本坂峠を上り終えるところまでは問題なし。40km/h程度で気持ちよく下ることができる区間もありましたが、変な挙動は起きず、正直言って「大きな振動」のことなど完全に忘れていました。
ところが、本坂峠の旧道から国道に出て、快適なダウンヒル区間をゆっくりと加速していくと、突然大きく振れ始め、まさに“悪夢”状態。この状態で落車すると大事故になるため、慎重にブレーキを掛けて徐々に速度を落とす。それ以降は下りでも30km/hで惰性走行。
「大きな振動」が起きる理由がさっぱり分かりません。単純な速度ではないようで、奇麗な直線の下りで速度が乗ってきたタイミングで起きるのかもしれません。ふじあざみラインの時は、鳥の壁画を通過後の直線区間に入ってから、そして今回も国道の直線区間に入ってから「大きな振動(横ブレ)」が起きています。
距離 | 186.01km |
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獲得標高 | 1,628m |
平均速度 | 21.6 km/h |
平均バイクケイデンス | 82rpm |
平均心拍数 | 137bpm |
所要時間 | 10時間47分 |
三連水車~本坂峠 | 23.3km/h | 142bpm |
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本坂峠~弁天島 | 26.6km/h | 139bpm |
弁天島~宇利峠~新城 | 20.3km/h | 141bpm |
新城~三連水車 | 19.5km/h | 132bpm |
次回のロングライドにはクロモリには不似合いな「C50」を使用予定。