岩村200のコースは最高だが時期が最悪

中部ブルベの岩村200がブルベデビューとなるため、先週の「犬山~PC2」に引き続き、「PC2~PC3」の区間を走ってみることにしました。

※この時期に三国山ヒルクライムは無いだろうと思った通りに、発表された岩村200のルートから三国山ヒルクライムがカットされています

PC3以降は中山道の激坂を除けば大したことがないため、獲得標高が一番多い「PC2~PC3」を難なくクリアできれば、ブルベスペシャルとして仕上げたパナモリORC16は正解となります。


がくさんと三連水車で待ち合わせして、まずは名古屋ブルベの弁天島200に参加する面々の見送りに向います。


皆さん、爆風のブルベになりますが、頑張ってくださいね。


さて、がくさんと私は岩村200のPC2へ向いますが、朝からすでに強風で思うようにペースが上がらず、PC2でさっそく休憩タイム。

PC2からPC3までの所要タイムの見込みは2時間30分。その見込み通りに走ることができるのかを検証。。。


小原を過ぎて県道に入ります。


ところが1kmも走らない地点で「なんじゃこりゃ」状態になっています。どう考えても、この先の峠に向かうことは不可能。距離がありすぎるため「歩けば?」なんていうレベルではありません。

ちなみに、この県道の区間距離は約13kmあります。歩いたら何時間掛かるのやら。


仕方なく「PC2~PC3」を走るのは諦め、復路に立ち寄る予定だった道の駅に向います。しかし、手前の橋を爆風の中を渡るのは非常に危険。そこで、ダムのエレベータを使えばいいかと裏道を走り、ダムに到着。ダムを下から見上げると巨大さが伝わりますね。


えっちらおっちらと雪が積もっている階段を上り、エレベータの入口に到着。ところが、この雪の中をやってくる観光客は皆無なのか、なんとゲートが封鎖されています。道を戻り、車が通行する激坂ルートを上ろうとすると、ミニバンのお兄さんから「この先は危険ですよ~」と声を掛けられ、その言葉通りに道は延々と凍結状態。テクテク歩くのみ。


道の駅「おばあちゃん市・山岡」の「おふくろの味定食」をいただきます。さて、ここからどうしようか検討した結果、時間がまだ早いため、中山道の激坂を上ってみますかということで、しばらく東へ向って走り、国道を北上してブルベのコースに再合流。国道も路面が凍結している可能性が高いため、日陰区間は徐行走行。


さて、中山道の激坂に向う県道ですが、このように非常に危険な状態にあります。


さらに、「勘弁してよ」嘆きたくなる風景。この県道も私好みの良いルートだけに、「時期が悪い」それに尽きます。


はい、これが中山道へ向う激坂区間のスタート地点です。「なんじゃこりゃ」ですが、今までもあちこちの激坂を上ってきたため「無理しなければ大丈夫」という雰囲気で、心拍数を抑えて上ります。勾配10%なら心拍数150程度、勾配13%で心拍数160前後、勾配14%で心拍数165。ブルベスペシャルのORC16なら、このルートを走っても激疲れもなし。


中山道に合流。ここからは下り基調でガッーと国道までいけるハズ。。。


しかし、世の中、そう簡単にはいかず、ここも路面が凍結しています。下りなのに徐行。


数え切れないほどテクテクと歩き、精神的に非常に疲れます。この区間で日暮れになってしまった場合は、危険度がさらにアップするため、激坂を上る前にリタイアを覚悟した方がいいかもしれません。それよりも小原からの県道を走って通れないので、岩村200を時間内に完走できる人はゼロかもしれません。

あくまでも「自己責任」ならば、週明けの雨、それ以降の気温を考慮してDNSという選択肢もありかもしれません。社会人として遊びで大怪我をするわけにはいかないので、車でスタート地点まで行くのはやめて、輪行で移動、小原の県道が今日のような雰囲気ならDNF宣言してそのまま帰宅。小原から自宅まで2時間ちょっとです。

中部ブルベの岩村200のコースは最高だが時期が最悪。

5月とか11月なら、最高に楽しめるサイクリングコースといえます。

本日の走行ルート

距離: 183.7km
平均スピード: 20.5km/h
高度上昇値: 2,304m
平均心拍: 134bpm
平均バイクケイデンス: 81rpm

標高と心拍数

全般的に心拍数を抑えて走ることができたため、過酷だった割には疲労感は殆どありません。

ブロンプトンの遠征で台風直撃の鹿児島を走り、雪が積もってもジテツウを続けた私ですが、凍結した道路を走るような無謀なことはしません。

追記.
ブルベの前日に雨が降り気温が高まったことで、奇跡的に凍結がクリアになり、積雪もなくなりました。



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